いちごの葉縁退緑病


 平成17年12月、南幌町の加温促成栽培のいちごで、葉の小葉化と葉縁部の退緑を伴い、株全体が叢生し生育不良となる症状が発生した。葉は全体が健全なものに比較して著しく小葉化し、葉縁部は黄緑色の縁取りをしたように退緑する。果実では着色がやや劣る以外に顕著な症状は示していない。発病株の葉柄や葉脈基部組織を用いてPCR法により同定を行ったところ、”Candidatus Phlomobacter fragaria”[Bacterium-like organism(BLO)]の特異的プライマ−セットFra4/Fra5およびPfr1/Pfr4で陽性を示したことから、本病原菌による葉縁退緑病と同定された(中央農業総合研究センタ−、田中穣氏同定)。南幌町では同時期に定植したハウス4棟全てで発生が認められ、栽培中の「章姫」(3.5%)および「紅ほっぺ」(13.8%)でともに発生していた。
(中央農試・空知普及センタ−南西部支所)

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