レタスのタネバエ             
 平成18年7月下旬、江別市において収穫期のレタス包葉の葉柄基部の表皮下を幅2〜3mmのトンネル状に食害される被害が発生した。当該症状は地面に接する下面に認められ、被害部は内部が褐色に汚れたトンネルが表皮下を不規則に走り、一部は葉柄の深部2〜3mmにまで達した。被害部を切開調査したところ、体長3mm程度のハエの中齢幼虫が認められ、この幼虫は形態からタネバエと判断された。タネバエは土中の有機物などを摂食し、主要な被害作物である豆類・とうもろこし以外にも各種作物の根や地際を偶発的に食害することがあり、これまでもキャベツ、はくさいなどアブラナ科葉菜類で被害の発生事例がある。今回の事例も、枯凋・腐敗した葉を摂食していた幼虫が外葉・包葉に食入したものと推察される。  
 本被害発生の要因としては、有機物の多用、外葉の腐敗を助長する多湿などが考えられる。収穫期に見られた当該被害に関しては、定植時の粒剤施用による被害抑制効果は不明である。
                                          (中央農試予察科)

Top