ほうれんそうのシロイチモジヨトウ           
 平成19年3月、伊達市のハウス栽培ほうれんそうに、鱗翅目幼虫が発生した。被害株は50株程度で、ハウス内の一角に集中し、株あたり最大で5〜6頭の中令幼虫が寄生加害した。終令時の幼虫は体長40mm程度で、体色は褐色で腹部各節の背側面に黒色と黄色の細長い紋を一対もち、胸部後方から腹部前半にかけて正中線上に黄白色の小点をもつ。羽化成虫の翅は褐色から淡い赤褐色で、灰黄色の腎状紋・環状紋は暗褐色の輪郭をもち、シロイチモジヨトウSpodoptera exigua (Hbner)と同定された。本種は休眠性をもたず、道内へは飛来したものと推察される。春季にハウス内で発生したことから、前年秋に飛来した成虫がハウス内で産卵した可能性がある。 
                          (中央農試予察科)

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