クリのクリミガ          
 平成18年9月下旬に、札幌市南区の果樹園2園地において収穫期のくり殻果内部を鱗翅目幼虫が食害する被害が発生した。被害果は、果皮にあいた孔から白色顆粒状の糞が排出され、後に幼虫が脱出した。幼虫は体長約20mmで体色は黄色がかった乳白色、頭部・前胸背板は赤褐色を呈する。脱出幼虫は長楕円形で扁平、堅固な茶褐色の繭を形成し、内部で幼虫(前蛹)態で越冬した。翌年夏季に羽化した成虫は体長1cm弱で、翅は白色と黒色の斑模様で翅端付近に暗色部と黒色の小斑を伴い、クリミガCydia kurokoi (Amsel)と同定された。

                                       (中央農試予察科)

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