メロンの黒点根腐病                 

 平成20年9月、上川支庁管内で収穫期を迎えたハウス抑制作型メロン(品種「R113」)の株にしおれや黄化症状がみられ、一部に枯死する株もみられた。発症株については、萎凋性病害で確認される維管束の褐変等は観察されなかったが、根を掘り起こしてみたところ、細根に0.3〜0.5mmの微小な黒点が埋没している症状がみられ、黒点部分を検鏡したところ、中から黒褐色の子のう胞子を一つだけ内包した子のうが多数放出された。分離された糸状菌の同定を行ったところ本病はMonosporascus cannonballus によるメロン黒点根腐病であると診断された。
国内ではメロンの他、スイカ、キュウリについても本病の報告がある。本菌は土壌により伝染し、高温を好むため、栽培期間中の地温が高くなる抑制作型で発生が懸念される。
 

(上川農業試験場技術普及部)

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