地質研からのお知らせ

地質トピックス

2010年12月2日に発生した石狩地方中部の地震による地質災害調査〔2010/12/13〕

2010年12月2日に石狩地方中部でM4.6(気象庁)の地震が発生し、北広島市・恵庭市・千歳市・札幌市白石区などでは震度3が観測されました。
地質研究所では、地震直後に震央の位置について北大地震火山センターから情報を得て、緊急の現地調査を行いました。このような調査は地震による災害の地形・地質的な原因を明らかにして、今後の防災対策の資料とするために実施するものです。
震央は札幌市清田区で、周辺はおもに支笏火砕流堆積物からなる丘陵地となっています(図1)。

12月2日の午後には、清田区美しが丘とその周辺で地盤や斜面災害の有無を確認し、合わせて住民の皆さんに被害の聞き取り調査を行いました。また12月7日には、札幌管区気象台からの情報提供を受け、札幌市清田区有明のゴルフ場内で発生した斜面災害の状況を調査しました。
この斜面災害は3箇所で発生しており、そのうち2か所は支笏火砕流堆積物由来の盛土の崩壊でした(図2)。コース内の道路には、強震動によるとみられる亀裂を確認しました(図3)。詳しい調査結果はあらためて報告する予定です。

〔関連資料〕
◆地質研究所地質災害調査資料(本ページのPDF版)
◆札幌管区気象台の資料
◆北海道大学地震火山センターの資料


震央周辺の地質(北海道立地下資源調査所1974年発行「北海道地盤地質図 No.1「札幌」による) 
図1 震央周辺の地質(北海道立地下資源調査所1974年発行「北海道地盤地質図 No.1札幌」による)


ゴルフ場内で発生した斜面崩壊 
図2 ゴルフ場内で発生した斜面崩壊


ゴルフ場内の道路に生じた亀裂 
図3 ゴルフ場内の道路に生じた亀裂

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