地質研からのお知らせ

地質トピックス

JICAの研修生が来所しました〔2011/06/20〕

空中写真の説明(石丸主査) 

空中写真の説明(石丸主査)

 

剥ぎ取り地層の説明(廣瀬研究主任) 

剥ぎ取り地層の説明(廣瀬研究主任)

 

地質災害概況の説明(岡崎主査) 

地質災害概況の説明(岡崎主査)

 

JICAが主催する研修で中南米の各国から来道されている11名の方々が、6月17日に地質研究所に来所されました。

この研修は「中南米地域 火山防災対策能力強化」というコース名で、その内容は北海道内の火山災害の実態とそれに関する調査・研究結果の理解、火山と共生する観光地の状況や防災体制の理解などです。6月6日から7月14日までの期間、札幌市のほか洞爺湖町や美瑛町なども訪れながら続けられます。

今回の来所は、この中の「北海道の地質災害」と題するプログラムの研修のためでした。来所された研修生の方々の国籍は、チリ、コロンビア、コスタリカ、エクアドル、グアテマラ、ニカラグアです。皆さん、地質・火山関係の研究機関の研究者あるいは、国や市における防災の担当者など、火山防災などの実務に携わっておられる方々ばかりでした。

道内における火山および地震災害の概況と地質研究所の調査・研究の状況、WebGISによる火山の防災に関わる情報発信、火山活動によって生じた断層のはぎ取り断面などについて、当所の担当職員が説明を行いました。いずれの説明に対しても熱心な質問が寄せられましたが、中でも断層のはぎ取り断面に強い興味をお持ちになったようです。

これは2000年の有珠山噴火のおりに火山活動で生じた断層の地層断面の様子を、接着剤等を用いてそのままの形ではぎ取って保存しているものです。このような形で実際の地層断面を保存している例を見るのは初めてということで、はぎ取りの方法から接着剤の名前やその用い方など細かな点までの質疑が交わされました。

ページのトップへ