組織

沿岸地質グループ

四方を特性の異なる3 つの海に囲まれている北海道は、その周辺の沿岸域を有効に開発・利用し、同時にその特性を損ねることなく環境の保全を図ることが必要です。沿岸域の地質は、隣接する平野部の多くが比較的新しい時代に形成された軟弱な地層によって構成され、河川や海による侵食や堆積が繰り返されるなど、陸域の地質とは大きく異なっています。特に陸域から海域にかけての物質循環のバランスの上に保たれている内湾・干潟・湿原などには貴重な生態系を育む自然環境が数多く分布しています。こうした地質・自然条件のため、沿岸域は自然災害や環境汚染、人為的開発行為の影響を受けやすく、極めて脆弱な地域です。

当グループでは、沿岸域の開発利用、環境保全、防災対策を進めるための調査研究を行っています。沿岸環境モニタリングとして、海象観測データを協力機関とともに地元漁協へのリアルタイムでの提供や道内関係機関等への提供のほか、全国向けの情報発信も行っています。また、環境保全に関する研究として、小樽港湾海域の環境保全に関する研究課題のほか今年から亜寒帯閉鎖性水域(風連湖など)に関する研究課題を開始します。さらに、沿岸防災に関する研究として、海岸侵食、津波などに関する研究課題にも取り組んでいます。

 

       
GPSによる汀線位置の測量 小樽港での採泥の様子

 

◆沿岸地質グループ所属の研究職員データベース(別ウィンドウで開きます)

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