ノリ(ウップルイノリ、スサビノリ):のり漁業

漁業の情報
漁業許可等の区分 | 第一種共同漁業権漁業 |
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主な操業地域 | 日本海沿岸 |
取材地 | 檜山振興局管内せたな町瀬棚区(旧瀬棚町) |
漁場 | 潮間帯、飛沫帯 |
漁具 | かぎ等を使ってノリだけを採取し、籠等に入れます |
漁期 | 12月から3月 |
漁船規模 | 手摘みによる採取のため漁船は使用しません |
出荷形態 | 生および乾燥 |
対象魚の情報
標準和名 | ウップルイノリ スサビノリ |
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英名 | ウップルイノリ:nori、laver スサビノリ:nori 、 laver |
科目 | ウップルイノリ:ウシケノリ目ウシケノリ科 スサビノリ:ウシケノリ目ウシケノリ科 |
学名 | ウップルイノリ:Porphyra pseudolinearis (Ueda) スサビノリ:Porphyra yezoensis (Ueda) |
俗名、地方名 | いわのり |
混獲魚 | なし |
道内主産地 | 室蘭以西から日本海沿岸 |
漁業のすがた
ノリの岩場への着生層は、ウップルイノリが満潮線より上部の飛沫帯に、スサビノリが潮間帯の最上部に形成されます。採取は12月から3月頃まで行われ、「かぎ」等で雑物や他の海藻が混ざらないようにウップルイノリとスサビノリの区別なく摘みとります。採れたノリは海水で洗浄して、その後水道水を使用してチョッパーにかけてミンチ状に細かくします。ミンチ状のノリは、「のり打ち」という、簾(すだれ)にノリを流し込む作業を行い、簾のまま天日乾燥されます。製品にするまでには日数と手間が掛かります。
増殖と管理
ノリの着生状況は、そのシーズンの気象状況に影響され、変動が大きいのですが、ノリが着生しやすくなるような取り組みとして、秋に磯焼き等の磯掃除が行われています。
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漁場・漁具
のり採取
加工
乾燥
製品化
協力:檜山振興局管内/ひやま漁業協同組合 瀬棚支所
取材:檜山北部地区水産技術普及指導所