ホタテガイ:ほたてがい養殖漁業

漁業の情報
漁業許可等の区分 | 第一種区画漁業権漁業 |
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主な操業地域 | 渡島・胆振総合振興局管内噴火湾海域 |
取材地 | 渡島総合振興局管内森町 |
漁場 | 水深20~50メートル |
漁具 | 籠・耳吊り方式 |
漁期 | 周年(出荷盛期12~4月) |
漁船規模 | 10トン未満 |
出荷形態 | 生鮮、加工向け |
対象魚の情報
標準和名 | ホタテガイ |
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英名 | Giant ezo scallop、Japanese scallop |
科目 | カキ目イタヤガイ科 |
学名 | Mizuhopecten yessoensis (Jay) |
俗名、地方名 | ホタテ |
混獲魚 | なし |
道内主産地 | 噴火湾、オホーツク、日本海 |
漁業のすがた
噴火湾のほたてがい養殖漁業は渡島から胆振にかけて全湾で行われており、加工向け2年貝を主体に128千トン、14,167百万円の生産があり、この海域における最重要種となっています(平成14年)。
ほたてがい養殖漁業は「採苗」、「中間育成」、「耳吊り(本養成)」、「出荷」の工程に大別され、2年貝の生産は採苗から出荷までに1年半から2年を要します。 「採苗」とは稚貝を採取することをいい、このための採苗器を5~6月に養殖施設に垂下します。 7~8月に数ミリに成長した稚貝を採取、ザブトン籠へ収容し垂下します(分散作業)。 この作業は9~10月までに数回行い、稚貝の成長にあわせ徐々に収容数を減らしながら、最終的には一段あたり30個を目処に収容し、翌春まで「中間育成」します。 中間育成した稚貝は3~6月に「耳吊り(本養成)」作業を行います。ホタテガイの耳状部に穴をあけ、紐でロープに固定し、ロープごと養殖施設に垂下します。 その後、耳吊りされたホタテガイは主として12~4月にかけて出荷されます。
ほたてがい養殖漁業は「採苗」、「中間育成」、「耳吊り(本養成)」、「出荷」の工程に大別され、2年貝の生産は採苗から出荷までに1年半から2年を要します。 「採苗」とは稚貝を採取することをいい、このための採苗器を5~6月に養殖施設に垂下します。 7~8月に数ミリに成長した稚貝を採取、ザブトン籠へ収容し垂下します(分散作業)。 この作業は9~10月までに数回行い、稚貝の成長にあわせ徐々に収容数を減らしながら、最終的には一段あたり30個を目処に収容し、翌春まで「中間育成」します。 中間育成した稚貝は3~6月に「耳吊り(本養成)」作業を行います。ホタテガイの耳状部に穴をあけ、紐でロープに固定し、ロープごと養殖施設に垂下します。 その後、耳吊りされたホタテガイは主として12~4月にかけて出荷されます。
増殖と管理
ほたてがい養殖漁業は、近年、生産の増大とともに、採苗不良、へい死、さらには価格の下落など様々な問題が発生しています。これまでも育成数、育成方法は規制されてはいましたが、今後はこれまで以上に秩序ある育成管理を行い、良質なホタテガイの生産に向けた取り組みが一層必要な時期にきていると思われます。
写真で見る
漁具
中間育成
耳吊り
出荷
協力:渡島総合振興局管内/森漁業協同組合
取材:渡島北部地区水産技術普及指導所