マナマコ:なまこけた網漁業

マナマコ

漁業の情報

漁業許可等の区分 知事許可漁業
主な操業地域 十勝、釧路総合振興局管内を除く全道
けた網漁業は宗谷、留萌振興局管内で盛んである
取材地 宗谷総合振興局管内猿払村
漁場 水深10~30メートル 岩礁、転石地帯 一部岩盤に堆積した砂泥地帯
漁具 ナマコ専用けた網。なまこけた網の特徴としては、間口に海底からマナマコを引き離すためのチェーンが、また、下網にはスレ防止のためのロープが付けられている。
漁期 3月~8月 北海道海面漁業調整規則による禁漁期間(宗谷総合振興局:5/1~6/15)を除く
漁船規模 5トン未満
出荷形態 干しなまこ、生鮮(一部袋詰(通称ロケット))

対象魚の情報

標準和名 マナマコ
英名 sea cucumber
科目 マナマコ目シカクナマコ科
学名 Apostichopus japonicus (Selenka)
俗名、地方名 ナマコ、キンコ(干しナマコ)
混獲魚 なし
道内主産地 十勝、釧路総合振興局管内を除く全道
宗谷、留萌振興局管内で生産量が多い

漁業のすがた

宗谷総合振興局管内におけるマナマコ漁獲量は、そのほとんどがなまこけた網漁業によるものです。
漁場の底質のほとんどが岩礁及び転石地帯であるため、けた網の間口にはマナマコを海底から剥がすためのチェーンを、下網にはスレ防止のためのロープが付けられています。
漁獲物は生鮮出荷のほかに、自家加工による干しナマコでの出荷やその原料用として加工業者に出荷されています。
ナマコは、古くから干しナマコに加工され、中国等に輸出されています。近年は中国での干しナマコの需要は増加傾向にあり、その中でも北海道の干しナマコは「北海キンコ」としてブランド品となっています。

増殖と管理

資源管理としては、北海道海面漁業調整規則による禁漁期間の設定のほか、各漁協では漁獲サイズの制限や漁期の短縮を行うなどの取り組みが行われています。
また、宗谷漁協では昭和63年より人工種苗生産を開始し、現在では、毎年体長7ミリメートルサイズ20万個体を生産し、中間育成及び放流事業を行っています。
同漁協では、人工種苗の放流追跡調査のほかにも、漁場内に調査区を設置し、漁期前と漁期後に調査を実施するなど資源状況の把握に努めています。

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漁具
  • けた網:間口に海底からマナマコを引き離すためのチェーン、下網にはスレ防止のためのロープが付けられている。

漁業・漁獲の流れ
  • 投入1:投入前の状況。けた網を舷側に裏返しで準備します。

  • 投入2:けた網を180°回転させるように投入します。

  • 網揚げ1:30~40分程度曳網した後、けた網を上げます。

  • 網揚げ2:袋網を持ち上げ漁獲物を出します。

  • 再投入:けた網を準備し、再投入します。この作業を数回繰り返します。

  • 漁獲物:選別前の入網物です。

  • 選別1:入網物の中からマナマコだけを選別します。

  • 選別2:選別後、海水を入れた容器に収容します。マナマコが内臓を出さないように時々海水を交換します。

出荷状況
  • 計量:市場での計量作業。

  • 出荷:海水を入れた容器に収容し出荷します。

協力:宗谷総合振興局管内/猿払村漁業協同組合
取材:稚内地区水産技術普及指導所

最終更新日:2013年03月01日

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