外来魚情報

ここでは、北海道の主要な外来魚について説明します。
外来魚とは、もともとその地域には生息していないのに、人為的に他から入ってきた魚類を指し、とくに海外から移入された魚類の総称となっています。
 

北海道の外来魚

外来生物法(特定外来生物による生態系などにかかる被害の防止に関する法律)では、ブルーギル、コクチバス、オオクチバスが特定外来生物に指定されています。
この法律について詳しくは、以下をご覧下さい。
北海道では、国外からの外来種とあわせて北海道外からの外来種(国内外来種)も含めたデータベース、北海道ブルーリスト2010を公表しています。
また、北海道では、北海道内水面漁業調整規則により移殖放流の禁止対象魚として上記のブルーギル、コクチバス、オオクチバスのほか、ブラウントラウト、カムルチー、カワマスの計6種の外来魚を挙げています。いずれも移植すると他の生物への影響が大きく、従来の生態系を攪乱させる危険性があります。
電気ショッカーボートによる外来魚の調査
電気ショッカーボートによる外来魚の調査

当場では、ブルーギルの駆除に関する研究やブラントラウトの生態に関する研究を実施しております。
ブルーギル
ブルーギルの写真
調査で捕獲したブルーギル
スズキ目 サンフィッシュ科  
学名 Lepomis macrochirus
北米大陸原産で1960年に養殖対象種として日本に導入されましたが、養殖魚としては成功せず、各地で自然水域に放流された個体が自然繁殖するようになりました。現在では全国に分布しています。北海道では1995年に函館市五稜郭公園濠で自然繁殖が確認されましたが(導入の経緯は不明)、他の水域では記録されていません。雑食性で湖沼や河川の流れのゆるやかなところに生息し、雑食性で普通25cmほどになります。環境変化に強く繁殖力が旺盛なため、本州以南の水域では在来種を駆逐してしまった例もあります。環境省の 特定外来生物、日本生態学会のワースト100 、IUCN(国際自然保護連合)の世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています。ブルーリスト北海道では「緊急に防除対策が必要な外来種」に区分されています。
ブラウントラウト
調査で捕獲したブラウントラウト
調査で捕獲したブラウントラウト
サケ目 サケ科  
学名 Salmo trutta
原産地はヨーロッパから西アジア地方ですが、現在では移植により世界の5大陸すべてに分布しています。日本へは明治期から導入されたとされていますが、北海道では遅く1980年に初めて記録されました。当初はニジマスまたはカワマス卵に混入して移入されたと思われますが、その後遊漁用として各地に放流されたため、現在では全道のほぼ全域に分布しており自然繁殖も確認されています。河川の中上流や湖沼に生息し、一部の個体は降海して沿岸を回遊します。魚食性が強く、10年近く生存し最大1mに達します。在来サケ科魚類との競合や置き換わり・捕食者として他の水生生物に与える直接的影響など北海道の生態系に大きな影響を与えることが懸念されたため、移植放流が禁止されました。環境省の 要注意外来生物 、日本生態学会のワースト100 、IUCN(国際自然保護連合)の世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています。ブルーリスト北海道では「緊急に防除対策が必要な外来種」に区分されています。
最近では、海外からの移入種の他に、国内の他地域から北海道に移入した種(国内外来種)もみられます。
アブラハヤ
国内から北海道に移入したアブラハヤ
アブラハヤ
コイ目 コイ科 
学名 Phoxinus lagoswskii steindachneri
本来は本州の青森県から岡山県にかけて分布する魚ですが、1970年代に琵琶湖産のアユ種苗に混じって北海道に持ち込まれたと考えられ、現在では檜山の厚沢部川と石狩の厚田川で繁殖が確認されています。雑食性で最大15cmほどになり、生息環境はウグイやエゾウグウイと同様に河川の中上流を好みます。北海道には同属の在来種ヤチウグイが生息しますが、こちらの生息域は下流域の湿地帯であり、アブラハヤとの競合や交雑の可能性は少ないと考えられています。
ブルーリスト北海道では「定着しているが影響等が報告あるいは懸念されていない外来種」に区分されています。

お問い合わせ先

内水面資源部

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