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林産試だより2005年8月号 愛・地球博に出展協力しました!
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愛・地球博に出展協力しました!
性能部 性能開発科 牧野 真人


 5月25日(水)~6月24日(金)まで,愛・地球博長久手会場(かめの池広場 体験工房2)において,「木の教室:光と水と土のめぐみ~木材を科学しよう~」が開講されました(写真1)。これは(財)2005年日本国際博覧会協会および(社)日本環境教育フォーラムが企画した「自然体感プログラム」に日本木材学会が参画したもので,木材利用の重要性を普及するために,木に関する様々な展示や実演が行われました。

写真1 展示の行われた体験工房2

 林産試験場からは,『木の触感』というテーマで「木のダンベル」と「触感ボックス」を,また,『木のソムリエ』というテーマで「においの体感ボックス」を出展しました。
 「木のダンベル」は,ろくろで削り出した道産の7樹種(エゾマツ,カラマツ,イチイ,ハリギリ,ミズナラ,キリ,イタヤカエデ)のダンベルと,それぞれの材鑑(木材の標本)とを組み合わせて展示しました(写真2)。これらはデザインを統一し,それぞれの樹種の個性を楽しめるようにしました。

写真2 「木のダンベル」

 「触感ボックス」は木材と金属,プラスチックの触り心地の違いを体感できる装置です(写真3)。材料を見えないようにして,手の感覚のみに集中できるようにしました。なお木材には表面仕上げの違いを体感できるように,のこで挽いただけもの,それをカンナで仕上げたもの,さらにそれを塗装したものの3つを用意しました。
 「においの体感ボックス」は,4種類の木材(エゾマツ,スギ,ミズナラ,クスノキ)のにおいが体感できます。これは容器にそれぞれの木材を入れ,ポンプでにおいを送り出す装置です(写真4)。これも,材料を見ずににおいをかぐという点がポイントです。

写真3 「触感ボックス」

写真4 「においの体感ボックス」

 期間中の一日の来館者は約500人で,子供を中心として多くの人でにぎわいました。中でも「木のダンベル」では,子供たちは「こっちのほうが重いよ!」「いや,こっちだよ!」と,樹種による重さの違いを楽しんでいました。一方で,「この木目がきれいね」と,見た目や質感に魅了された大人の方々もいました。全体を通して,木目の美しさや暖かみのある色調のカラマツダンベルの人気が高かったようです。

 また,「触感ボックス」では材料が見えないため,塗装した木材とプラスチックの違いがわからなかったり,加工による木材の感触の違いに驚く人が多かったようです。
 「においの体感ボックス」では,クスノキやミズナラなど未体験のにおいに驚いたり,比較的なじみのあるスギやエゾマツの香りを懐かしむなど,子供から大人まで,それぞれの木材特有のにおいを大いに堪能していました。こちらのほうはエゾマツが「木のにおいらしい」という理由で人気がありました。

 これらの装置は,今後は林産試験場内で展示する予定ですので,ご来場の際はぜひご覧下さい。なお今回,材料の一部をご提供いただいた三津橋産業株式会社,名寄市森林組合および上川北部森づくりセンターの皆様に,この場を借りてお礼申し上げます。

*樹種参照
 
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