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林産試だより2005年9月号 行政の窓 「農林水産省木材利用拡大行動計画」の一部改正について
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行政の窓 「農林水産省木材利用拡大行動計画」の一部改正について

 「農林水産省木材利用拡大行動計画」は,公共部門での木材利用の拡大を図り,民間部門の先導役としての役割を果たすには,農水省が「先づ隗より始めよ」ということわざのとおり,自ら木材利用拡大に向けて取り組むことが重要との認識のもと,平成15年8月に策定・公表されました。
 計画策定以後,農水省では様々な取組が行われてきましたが,この度,今年4月に閣議決定された京都議定書目標達成計画等を踏まえて,この行動計画が一部改正されましたので,その概要をお知らせします(赤字が改正部分)。


趣旨

● 「地球温暖化防止森林吸収源10カ年計画」(平成14年12月26日策定)
    …木材・木質バイオマス利用の推進は重要な柱の一つ
● 「京都議定書目標達成計画」(平成17年4月2日閣議決定)
   …木材・木質バイオマスの利用の推進は,温室効果ガスの吸収源対策・
    施策の重要な柱の一つであり,排出源対策・施策の一つ

   
   → 農林水産省及び関係機関を挙げて自ら木材利用の拡大に取り組む行動計画を策定

    ※実施に当たってはグレンイーグルスG8首脳会議を踏まえ「違法に伐採された木材は使用しない」
     との基本的考えに基づき,木材・木製品の調達に努める。

地球温暖化防止キャンペーンロゴマーク

取組の対象,取組方針,取組期間

● 取組対象…①農水省関係公共土木工事・補助事業における施設,農水省・関係機関の庁舎等施設
          ②農水省・関係機関の備品・消耗品
● 取組方針…①農水省関係公共土木工事…間伐材等木材を利用した工事を推進
          ②補助事業,農水省・関係機関の庁舎等…施設の木造化,内装木質化を推進
          ③備品等の購入…木製品の導入を積極的に推進
● 取組期間…京都議定書目標達成計画を踏まえ,平成19年度まで積極的な取組を推進。
       平成20年度~24年度までの5年間は,19年度までの成果を検証した上で必要な取組を実施。

林野庁庁舎の腰壁

木材利用拡大の目標  平成19年度までに達成

● 公共土木工事における目標…柵工~木製の割合100% など
● 補助事業対象施設における目標
    …補助事業の重点施設(木材処理加工施設等)~木造率100% など
                 (交付金化による事業名の変更)
● 農林水産省及び関係機関の対象施設及び対象物品における目標
    …パンフレット等印刷物への間伐材紙の使用,会議等での間伐材を使った飲料用紙製缶の使用 など

間伐材を使った飲料缶(カート缶)


モデル的な取組

● 林野庁…治山事業~間伐材を林道のコンクリートよう壁や谷止工背面部で撤去不要な残置式型枠として使用
● 水産庁…水産基盤整備事業~間伐材を耐久性のある構成やコンクリート製魚礁と組み合わせて利用

木材の安定供給のための取組

● 木材利用に係る技術開発…耐火・耐震工法や高品質な木材保全処理技術等の開発,社会的空間への木質資材を使用するための技術開発等を促進
● 木造構造物に関する歩掛の充実…木製構造物の設計価格の積算に必要な標準歩掛等の追加を実施
● 木材利用拡大のための問い合わせ窓口の設置…木材利用推進中央協議会に窓口を設置 など

 なお,行動計画の詳細やH16実績等については,林野庁ホームページ・プレスリリース
 (http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h17-8gatu/0805mokuzairiyou.html)をご参照下さい。

(水産林務部 木材振興課 林産振興グループ)
 
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