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林産試だより2005年10月号 行政の窓 木材産業活性化ビジョンの作成について
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行政の窓 木材産業活性化ビジョンの作成について

 木材産業を取り巻く環境が厳しい中,新たな社会情勢の変化に対応し,環境適応型産業としての一層の貢献を果たしつつ木材業界の活性化を進めていくため,木材産業界が一丸となって取り組むべき基本的な方向を明らかにする,新たな木材産業のビジョン(木材産業活性化ビジョン)づくりに北海道木材産業協同組合連合会が取り組んでいます。
 今回は第1回目の総合委員会,作業部会における協議内容の概要についてお知らせします。


○活性化ビジョンの枠組み

図 活性化ビジョンの枠組み

○総合委員会の開催(平成17年8月30日)

 =ビジョンの基本的な戦略の構築=
 ・現行ビジョン(平成7年度に作成)の課題は現在にも共通するものが多く,現ビジョンの洗い直しと焦点の絞り込みにより,実現性を考えた具体的な提案を行っていくことが必要。
 ・コスト競争力を向上させることが不可欠。
 ・技術開発も必要だが,基本的で小さな技術改良の視点こそが重要。それを定着させるための提案を示すべき。
 ・消費者ニーズを敏感につかみ,質的・量的に対応できる産業体制を確立させる姿勢を示すことが必要。
 ・家造りにおける施主自身の積極的な参加を視野に入れた供給体制整備の構築やPR戦略も考えていくべき。
 ・地域に密着した産業構造の確立と一般市民に対する木材への理解の醸成を図るべき。
 ・基本戦略としては「選択と集中」。行動の核となる企業の育成を行っていくべき。


○作業部会の開催(平成17年9月7日)

 =総合委員会の協議事項を踏まえ,具体的な戦術の検討=
 ・製材工場は外材と競合しない分野での生き残りを図ってはどうか。高付加価値化や納期の短縮化,また羽柄材や内装材に特化した製品生産などを行っていくべき。
 ・製品の開発力,技術,品質面の向上が外材に対抗できる要素と考えられる。
 ・製品ではなく,商品を生産するという考え方を持つべき。コストなど目に見える形で情報提供を行う取組や,商品紹介にはストーリー性を持たせ,視覚に訴えるようなパンフレットづくりも必要。
 ・木材製品を実際に見て,触れてもらうため総合的にPRする展示場が必要。
 ・地球温暖化対策等の関連もあり,木質バイオマスの利用についても言及すべき。
 ・産学官連携して木材利用の推進を広くPRしていく必要がある。


○今後の予定

 総合委員会,作業部会で出された意見を基にビジョンづくりを進めますが,全道5圏域でビジョンに対する意見交換を実施し,各流域の課題等も網羅しながら策定作業を進めていき,平成17年度末に策定する予定になっています。

 
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