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林産試だより2005年12月号 行政の窓 転換期の「カラマツ」
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行政の窓 転換期の「カラマツ」

 これまでカラマツは“ねじれる”“割れる”といわれてきましたが,近年,その良さが見直されてきています。


カラマツ類 植えてからの年数別面積

急増する良質な資源

 カラマツは,場所や状況にもよりますが,植えてからの年数(林齢)は50年生くらいが主伐の目安とされています(地域森林計画)。

 林齢別の面積は,26〜50年生の森林が8割を占めており,今後,伐採の目安である50年生を超える森林が急増します。

 待ちに待った国産材時代の到来です。


 高い品質

 カラマツは,エゾマツ・トドマツ等よりも強度・耐朽性があり,好みによりますが,美しい木目です。

 特に,林齢が高くなった森林から取れる木材は,これまで課題とされていたねじれや割れなどの欠点が改善されます。

 乾燥の仕方など,欠点を抑える技術も発達してきました。

カラマツの長所

カラマツの家

カラマツの家

 今年,柱・梁・フローリングなどにカラマツ無垢材を使用した住宅が建ちました。

 この住宅は,カラマツの構造材をそのまま部屋の内装に活かしています。

 竣工後に開催された座談会では,「落ち着く」「山持ちにとってもうれしい」などの好意的な意見がほとんどでした。


カラマツの家具

 今年,広葉樹家具の専門メーカーがカラマツで屋外用のベンチを作りました。

 家具は,人体に触れる機会が非常に多く,良質で,丈夫な木材が求められます。

 強度や色調など,カラマツの良さを最大限に引き出した上で,見た目の美しさやすわり心地のよさも追求された,高級家具ができました。

カラマツの家具

(水産林務部 木材振興課 需要推進グループ)
 
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