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林産試だより2006年5月号 特集「平成17年度 研究成果発表会」 音楽を奏でる木製遊具の開発と提案

 ●特集『平成17年度 研究成果発表会』

音楽を奏でる木製遊具の開発と提案

利用部材質科 根井 三貴
企画指導部デザイン科 川等 恒治

 研究の背景・目的

 林産試験場では,多くの方に木材への知識・理解を深めていただくことで木材をもっと身近に感じてもらうため, 北海道が進める「木育」にも通じる,様々な普及活動を行っています。
 この一環として,木材の音に関する性質を,わかりやすく,楽しく学んでもらえるように,木琴の試作,そして音楽を奏でる木製遊具の開発を行いました。


 研究の内容・成果

・木琴の原理と試作

 木琴で奏でられる♪ド・レ・ミ…などの音の高さ(=周波数)は,材料固有の係数と材料の長さによって決まります。

周波数の計算式
         

 この原理を学ぶ教材として,同じ樹種で長さが異なる板を用いた木琴と,異なる樹種で同じ長さの板を用いた木琴の2種類を試作しました。試作には, FFTアナライザーという周波数を測定する機械を用いて,求める音階の周波数になるように材料の長さを調節しました。



試作した木琴

・木製遊具の開発

 木球を転がすと音楽を奏でる遊具を開発しました。木琴の作製と同じような方法で必要な音階の板を作成し,これを階段状に並べていきます。木球を転がすと一段一段降りていくときに音を出し,曲を演奏します。板は固定されておらず,簡単に抜き差しできるので,音階の違う板を用意すれば,別の曲を演奏することも可能です。



開発した遊具


 今後の展開

 木琴および遊具は,林産試験場内にある木と暮らしの情報館に展示しているほか,木材に関する各種イベントに出展しています。楽しみながら木材への興味を持ってもらえるように,今後も遊具などを開発し,こうした活動を積極的に行っていきたいと考えています。

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