本文へ移動
林産試だより2006年5月号 特集「平成17年度 研究成果発表会」 消費の多様化に対応した新規きのこ

 ●特集『平成17年度 研究成果発表会』

消費の多様化に対応した新規きのこ

きのこ部生産技術科 宜寿次 盛生

 研究の背景・目的

 きのこは健康的な食材としての期待が高く,消費量は年々増えています。特に,ブナシメジ,マイタケ,エリンギなど,比較的新しく生産されるようになったきのこの生産量が伸びており,さらに消費者の好みが多様化していることを反映して,ハタケシメジ,ヤマブシタケのようなきのこが食卓を飾るようになってきました。特に,従来にない食感や味覚を持つきのこの人気が急増しています。こうした消費者ニーズに応えるため,林産試験場では,新規きのこの開発,およびその栽培技術の改良に取り組んでいます。


 研究の内容・成果

1.きのこ新品種の開発=優良菌株の作出と選抜

 栽培特性や形質の優れた品種を開発し,品種登録を行っています。(ブナシメジ,タモギタケ,マイタケ,など)



ブナシメジ・マーブレ88-8
(登録品種)・短期栽培可能。

  新たな種類のきのこの栽培が可能となりました。(野生型エノキタケ,ナラタケ,ムキタケ,など)


2.きのこ生産技術の改良=より良い栽培条件の検討

 開発した品種それぞれに適した栽培条件を明らかにしています。

            

野生型エノキタケ(えぞ雪の下)                 ナラタケ(ボリボリ)
・適度なぬめりやこくのある味。                 ・適度な歯ごたえ。



ムキタケ
・なめらかな食感。


 今後の展開

 人工栽培ができるようになった「新規きのこ」を積極的に普及していきます。
 また今後とも,味,栄養,機能性を重視して,消費者ニーズに合う新規きのこの開発に取り組み,豊かな食生活に役立つ食材の提供を行います。

前のページへ|次のページへ