Q&A 先月の技術相談から
A:表1に,きのこの種類別の主要生産地(上位4市町村)を示します。生しいたけでは,原木栽培と菌床栽培ともに上位4市町村では全生産量の40~50%以下であり,比較的道内各地で生産されていることが分かります。
それにひきかえその他のきのこでは,上位4市町村だけで8割以上を占めていることから各地の特産品となっていることが伺えます。このように,比較的以前から生産されていた生しいたけと比較的最近生産量が増えたきのこでは,生産地域に特色があることが分かります。
また市町村別では,ぶなしめじ,まいたけ,えりんぎの苫小牧市,えのきたけの愛別町が道内2大生産地ということになります。工業地帯のイメージがある苫小牧が,きのこの大生産地というのは意外ですね。
写真 全国で一番生産量の多いたもぎたけ
A:道内のきのこ生産量を都道府県別の順位でみると(表2),たもぎたけが全国第1位のほか,生しいたけの菌床栽培が第3位(原木・菌床の計では第4位),えのきたけが第4位,ぶなしめじ,まいたけが第5位となっています。なめこ,エリンギも第7位と,大半のきのこが上位にランクされています。