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林産試だより2007年5月号 『平成18年度研究成果発表会』を開催しました

 ●特集『平成18年度 研究成果発表会』

『平成18年度研究成果発表会』を開催しました

企画指導部 普及課 中嶌 厚



 平成19年4月19日(木),旭川市大雪クリスタルホールを会場にして,「平成18年度北海道森づくり研究成果発表会(木材利用部門)」を開催しました。

 15回目になる今回は,林産試験場での研究成果の紹介のほか,北海道の森づくりセンターや町が取り組む木材利用の活動事例報告を行い,一般の方々や企業の皆様,行政の間での情報交換を行う場としました。当日は平日にもかかわらず約350名の参加者があり,発表者との活発な質疑応答も交わされ盛況な発表会となりました。

 発表は,23件の口頭発表(当場20件,森づくりセンター・独立行政法人森林総合研究所林木育種センター・町から各1件),13件の展示発表(当場10件,森づくりセンターから2件,森林組合から1件)を行いました。

 口頭発表では,林産試験場以外から<一般発表>として道産針葉樹の材質・利用に関する3つのテーマの発表が行われたほか,当場からは発表内容ごとに<環境資材を有効に>,<住宅関連>,<木材利用1>,<木材利用2>,<きのこ>の5つのセッションに区切り,また発表会場を2か所として,参加者には関心のあるテーマを自由に傾聴していただけるようにしました。

 展示発表では,林産試験場の開発製品や共同研究の成果品,森づくりセンターや森林組合の取り組みを紹介するポスターパネルを展示し,それらの前では来場者からの質問に応対する研究担当者の声が終日,途切れることがありませんでした。

 また,昨年度に新たに試みた「共同研究のパートナー募集」を,今回は「外部資金を使って共同研究しませんか?」と視点を変えて情報提供をしました。このほか技術相談コーナーを設けることで多くの相談にお応えすることができました。

 さて,本特集では,当日の発表内容を掲載し,ご来場いただけなかった方にも林産試験場の最新の研究成果と木材利用情報をお届けしたいと思います。

 これらの研究成果が木材産業界等において活用され,森林資源の循環利用に少なからず貢献できることを願っています。



左:第二会場での口頭発表風景   中央:展示発表の様子   右:技術相談の様子



特集『平成18年度 研究成果発表会』目次

■口頭発表■
<一般発表>
クロエゾマツ高齢人工林の材質と成長
アカエゾマツ・エゾマツ・トドマツにおける幹材中の炭素貯蔵量の推定法の開発の試み
森林未利用資源の活用

<環境資材を有効に>
一般家庭向けペレットストーブの開発
どんな感じ? ペレットストーブ体験談
道産木材の環境へのやさしさを評価するために

<住宅関連>
精密腐朽診断のマニュアル化に向けて
光触媒材料の空気浄化機能評価技術の構築
寒冷地向け木製バルコニーサッシの開発
意匠性を考慮した木製防火シャッターの開発
木材・プラスチック複合材を使った収納式デッキの開発
木製防雪柵における耐久設計の考え方

<木材利用1>
チップソーを用いたCNC木工旋盤による3次元加工
木材乾燥における前処理としてのプレス圧縮技術
強度性能を指標としたカラマツ集成材用ラミナの効率的生産技術の検討
使用済み型枠用合板の再利用に向けた強度性能調査

<きのこ>
カラマツおが粉を用いたシイタケ菌床栽培
ACE阻害活性が高いブナシメジの開発

<木材利用2>
アカエゾマツ精英樹の材質評価
アルカリ処理による形状変化を用いた木材の利用技術
廃木材のバイオマス利用技術の検討 エタノール原料としての木材糖化
気相アセチル化による木材の耐久処理

■展示発表・試作品展示■
木粉による水産系廃棄物の堆肥化-処理物の初期分解過程と緑化資材としての特性-


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