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林産試だより2007年11月号 行政の窓 畜舎等の木造化に向けた普及促進の取組について

行政の窓

畜舎等の木造化に向けた普及促進の取組について

 道では,本道の主要産業であり,製材やチップ等様々な形状で総合的に利用することが可能な農業分野での道産木材の利用を拡大するため,畜舎や育成舎等の木造化に向けた取組みを進めています。 
今回は,この取組をご紹介します

 これまでの農業分野における普及促進の取組


 道林業木材課では,農業分野における間伐材等木材の利用促進を図る取組として,北海道の基幹産業である農業分野での利用拡大を図るため,農業用暗渠(あんきょ)疎水材の資材としての木材チップの普及や,平成11年の「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の施行に合わせて,堆肥舎(たいひしゃ)の木造化に向けて取組んできました。
 また,北海道森林組合連合会は,道の「間伐材利用促進対策事業」を活用し,木材関連業界や市町
村及び農業関連団体等と連携して,農家等を対象とした普及促進セミナーの開催や施工事例等を掲載したパンフレットの作成等により堆肥舎の木造化に向けて取組んできました。
 これらの取組の成果として,平成17年度までに300棟の木製堆肥舎が整備されました。(堆肥舎等の整備率は平成17年度末で約90%)

 畜舎等の木造化に向けた普及促進の取組


 堆肥舎の整備がひと段落したことから,間伐材等木材の利用拡大に向けた新たなターゲットとして,
家畜の健康に対する効果も期待できる畜舎等の木造化に向けて取組んでいます。

[財団法人北海道農業開発公社との連携による普及促進の取組]

 平成19年10月11日に釧路管内浜中町と鶴居村において,木製畜舎,育成舎等の視察及び農業用施設の木造化に向けた意見交換会を行いました。
 北海道農業開発公社から,木造で建設する上での課題となる設計上の基準等について指導を受けるとともに,木材の乾燥技術の向上等によるねじれ・ヤニ等の欠点が克服され高品質な木材の供給体制が整ってきたことや施設内の温度の緩和や湿度調整などの木造施設の優位点など,木造で建設するメリットなどの説明を行い,普及に向けた課題などを話し合いました。

堆肥舎の様子 堆肥舎視察の様子

参加者:道水産林務部林業木材課、釧路支庁林務課,根室支庁林務課,(財)北海道農業開発公社(札幌)
(財)北海道農業開発公社釧路支所,十勝支所,厚浜木材加工協同組合

 [北海道森林組合連合会の取組]

 本年度,道の「間伐材利用促進対策事業」を活用し,道内で特に畜産が盛んな十勝,釧路・根室,網走の3圏域において,木材業者,農業関係者,建設業者等を集めた会議の開催や既存木製畜舎の現地見学会を開催して木造の良さを普及し,各圏域で木製畜産施設を導入した農家の声や建設概要等を掲載した事例集を作成し,畜産農家や農業関係団体等に広くPRを行い,農業分野における畜舎等の木造化に向けた普及推進体制の構築を図ることとしています。

今後の取組


 引き続き,北海道森林組合連合会や北海道農業開発公社等と連携し,畜舎,育成舎等の木造化に向け普及を図っていきたいと考えています。

(水産林務部林務局林業木材課 需要推進グループ)

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