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行政の窓

農業分野への道産間伐材等の利用促進

 道と木材関連業者等が連携した牛舎の木造化への取組


 道では,本道の基幹産業である農業分野において,道産間伐材等の利用を促進するため,北海道森林組合連合会(道森連)や木材関連業者等と連携し,牛舎や育成舎等の農業用施設の木造化に向けた取組を進めており,特に,牛舎等を整備する(財)北海道農業開発公社や農業協同組合等に対し,農業用施設の木造化に向けた普及啓発活動を行ってきています。
 平成19年度,釧路・根室,網走,十勝の3圏域において,各支庁林務課,森づくりセンター普及課,木材業者,農業関係者及び建設業者等の連携のもと,農業用施設の木造化に向けた検討会議や既存の木製牛舎を活用した視察検討会を開催するとともに,木製牛舎等を利用している酪農家の生の声や施設の概要等を掲載したパンフレットの作成などを行っています。
 普及活動を展開している中で,既に木製牛舎等を利用している酪農家の方々からは,腐食しない,結露が生じにくい,夏は涼しく,冬は暖かい,臭気が少ないなど,様々な木材に対する高い評価を得ており,更なる木製牛舎等の普及が期待されます。

「木製牛舎の視察見学会及び意見交換会の開催


  (財)北海道農業開発公社では,全国的に肉牛の需要が増加傾向にあることなどから,肉牛の生産拡大を積極的に推進するとともに,平成19年度から新たに,水田と肉牛との複合経営を推進する事業の展開を図ることとしており,第1段の事業展開として,空知管内由仁町と長沼町の水田地域をモデル地区として,肉牛と牛舎の一体的な整備を行っています。
 このため,道では,これらの動向を捉え,木材関連業者等と連携して,(財)北海道農業開発公社に対し,木造による牛舎の設計書や価格等を提示するなどして,牛舎の木造化に向けた取組を進め,この結果,同地区内で木製牛舎3棟が建設されました。
 道(林業木材課,空知支庁林務課)では,平成20年3月27日(木)に同公社が整備した木製牛舎を会場に,農業者,農業協同組合,(財)北海道農業開発公社及び施工業者等の参加のもと,視察見学会を開催するとともに,視察後は,由仁町役場会議室において,牛舎の木造化に向けた意見交換を開催しました。
 視察見学会では,由仁町に建設された2棟の木製牛舎(横井牧場,蛇谷牧場)を視察し,牛舎の構造や施工内容等について,厚浜木材加工協同組合(釧路管内浜中町)の施工責任者から説明を受けました。
 また,視察後の意見交換では,はじめに,農業開発公社道央支所の担当者から19年度から実施している水田と肉牛との複合経営を推進する事業の概要や,木材関係業者の担当者から農業用施設の木造化の取組状況や整備状況等について説明を受けるとともに,林業木材課及び空知支庁林務課の担当者から,道産木材の利用促進への取組,森林資源の現状並びに木材の供給状況等について説明した後,参加者との意見交換を行い,参加した農家の方からは,「今回参加して木製の良さを実感したので,次は絶対に木製で建設したい」,「木製は暖かい感じがして牛が快適な暮らしができそう」との意見があり,また,農協の担当者からは「初めて木製牛舎を見て木製の良さを体感した」などの意見が出されました。

視察見学会(横井牧場)

視察見学会(蛇谷牧場)

意見交換会(由仁町役場)

「今後の取組


 道としては,道森連や木材関係業者等と連携し,牛舎や育成舎等の農業用施設の木造化を推進するため,農協等農業関係者や建設業者などの協力により普及推進体制を構築するとともに,農家に対し木製施設の良さや効果など,木材の優位性について普及・PRするための会議や現地見学会などを開催するなどして,本道の基幹産業である農業分野において,農業用施設の木造化に取り組み,間伐材等の道産木材の利用を積極的に促進します。

(水産林務部林務局林業木材課需要推進グループ)

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