本文へ移動
 

 

第18回木のグランドフェア~木になるフェスティバルの一日~

企画指導部 普及課 鈴木貴也



 木のグランドフェア「木になるフェスティバル」(主催:林産試験場,(社)北海道林産技術普及協会)が,夏休み最初の土曜日,7月25日に開催されました。
 本フェスティバルは試験場を市民の皆さまに開放し,木の良さを体感することで木に関する科学や森林・林業・木材産業への理解と親しみを深めていただくことを目的としています。
 朝からの雨がちな天候にもかかわらず,当日は1,360名もの方々にご来場いただき,研究職員が中心となって準備を進めてきた多くの科学体験・工作体験を楽しんでいただくことができました。

丸太カットでオープニングの様子


【りんさんし☆探検隊】

 木材や試験場の業務を学んだ後,普段は一般の入場ができない研究室や実験施設を巡る見学ツアーです。「帯のこの歯づくり体験」や「木質ペレットの製造実演」がツアーの目玉でしたが,特に木の粉が目の前でペレットに変わる様子は,とても興味深かったようです。

りんさんし探検隊の工場見学の様子

【木の香りあてゲームとトドマツ針葉の精油採取実験】

 トドマツやハマナスなど様々な樹木の香りを当てるゲームです。普段あまり意識しない「樹木の香り」はどのように感じられたのでしょうか。

木の香りあてゲームの様子

【ベニヤってな~に?】

 薄くむいた木の板を,木目の向きを変えて重ねて張り合わせ,合板(いわゆるベニヤ板)を作りました。張り合わせた板がどれくらい強くなるのかを実験した後で,ハガキにして参加者にプレゼントしました。

接着剤で木の板を貼り合わせる体験の様子

【木のおもしろ実験2009】

 毎年とても人気の科学体験です。木材の強さ,木と金属の温度の伝わり方,木材を化学的に着色する,木を焦がした表札づくり,シロアリの観察,といった体験を通して様々な木材の特性を感じてもらいました。

シロアリの観察の様子

【木ままなやじろべえ】

 木片と針金を組み合わせるやじろべえづくりです。簡単なようで意外と難しい工作です。上手にバランスがとれたでしょうか?

やじろべえ制作体験の様子

【木のオリジナルコースターづくり】(協力:上川支庁)

 木の円板に描いた絵にきれいに色づけを行う,ちびっ子から大人まで,大人気の工作体験です。細かい色づけに苦戦する様子も見られましたが,完成させた子供たちは大満足。

コースター作り体験の様子

【間伐材を使ってマイ箸(はし)づくり】

 トドマツの間伐材から箸を削りだし,オリーブオイルで表面を仕上げる工作体験です。毎日使う箸を自分の手で生み出すこのプログラムには,とても多くの方に参加していただきました。ブースに入りきれず芝生等で一生懸命に箸を削り出すご家族の姿が印象的でした。

順番待ちをする参加者の列


 これらのほかにも,木の重さくらべや組織の顕微鏡観察を行う「この木なんの木」,木片からカブトムシを作り最後に炭化させて黒く着色する「炭のカブトムシを作ろう」や,様々に着色した木の粉で自由に絵を描く「木の粉でデコレーション」,きのこにまつわるクイズに挑戦する「きのこ・テーリング」,毎年人気の「アルコールロケット体験」「木の枝の動物づくり」「木のブーメランづくり」を開催しました。

 おわりに

 来場者アンケートでは「毎年楽しみにしている」「科学体験がすごかった」と言った声を数多くいただき,地域のイベントとして定着していることを感じました。
 その一方,回数や人数を限定した催事については改善を求めるご意見も多くいただいています。
 次回はこれまで以上に,より多くの皆さまが木の良さに触れ,それらの持つ不思議な性質について発見し,新鮮な驚きを持ち帰ることができる,そういったイベントにしていきたいと考えています。

前のページへ|次のページへ