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林産試験場は「道総研」の一員になります
-地方独立行政法人北海道立総合研究機構
森林研究本部林産試験場について-

技術部長 斎藤直人



 地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)


 平成22年4月1日から,道の22の研究機関が一つになり,地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)が立ち上がります。丹保憲仁北大名誉教授を理事長に経営企画部,研究企画部,連携推進部から構成される法人本部が工業試験場施設内(札幌市北区北19条西11丁目)に設けられます。研究部門は,農業,水産,森林,産業技術,環境・地質,建築の六つの研究本部から構成されます(図1)。森林研究部門は,林業分野(林業試験場)と林産分野(林産試験場)が一つになった研究体制となり,研究本部は美唄市の林業試験場施設内に置かれます。
 バラエティーに富む22の研究機関が一つの組織となるのは,国内でも稀なことです。きめ細やかな対応に定評があった各試験研究機関が,さらに連携を強化して,道産資源の有効活用,道内企業等の活性化や道民生活の向上に貢献していく予定です。  法人本部の研究企画部は,ニーズに基づく研究戦略を組み立て,予算の獲得,研究評価,知的財産の獲得等の司令塔となります。
 連携推進部は法人内外の連携に努め,知的財産の活用を目指し,また総合相談窓口となります。さらに,試験・研究・調査・技術開発等の高度化に不可欠な大学や他の研究機関,支援機関・金融機関,マスメディア等とも連携を強化することで,道民や企業,市町村,関係団体に,これまで以上にお役に立てる機関となることを目指します(図2)。

図1 道総研組織図,図2 道総研の連携体制

 森林研究本部


図3 森林研究本部の研究体制

 森林研究本部は企画調整部,林業試験場,林産試験場から構成されます(図3)。林業試験場は2部1センター3支場体制となり,森林資源の経営や保護,森林環境の視点から研究を進めます。林産試験場は企業支援部,3研究部,総務部から構成されます。企業支援部は,ニーズに基づく研究企画・調整とともに成果の普及・広報を担う普及調整グループと,木材産業等にかかる技術支援・研究支援を担う技術支援グループから構成され,林産試験場における研究の窓口として,これまで以上に企業,道民,道,市町村等の要望に応えていきます。研究部は,微生物・きのこ研究を担うきのこ部が,利用部微生物グループの一員となって再編され,性能部,利用部,技術部となります。

 林産試験場


図4 林産試験場における研究・普及の展開体制

 林産試験場は,顧客のみなさまの要望に対して,道総研森林研究本部の一員として他の研究機関等と連携を図りつつ,耐久・構造・居住環境といった木材性能に関する分野,ならびにマテリアル・微生物・バイオマス等といった森林資源に関する分野,さらに生産技術・製品開発といった技術の実用化を目指す分野等の根幹技術を構築していきます。また,企業支援部,技術部が連携して,これまで以上にきめ細やかに事業,起業支援を推進していきます(図4)。その際,外部資金研究の活用を図りつつ,コンパクト,タイムリー,スピーディをモットーに,ニーズに基づく研究の支援,実行,実現に努めます。
 また,これまで研究科長の下,19の研究科が分担して研究に取り組んできましたが,今後は研究主幹を中心にグループ単位として,専門性を必要とする分野には主査を配置しながら効率的な対応を期していきます。
 一部,参考までに現体制との比較を掲載しましたが(),法人化に伴い新たに見直したこともありますので,ご不明な点等は企業支援部普及調整グループにお問い合せください。

表 林産試験場の体制と研究方向一覧

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