行政の窓
平成22年度北海道木材需給見通しを取りまとめたのでお知らせします。
21年度は,景気後退の影響が続き,全体の半数以上を占めるパルプ用が大幅に減少したことにより,20年度実績に対し17.3%減の623万m3となる見込みです。しかしながら,22年度は前年度の落ち込みから回復する分野もあり,21年度見込みに対し約4.6%増の651万m3となる見通しです。
なお,北海道の木材総需要量はパルプ用の割合が約56.1%と全国に比べ高くなっています。
(19年全国木材需給のパルプ用割合44.3%:林野庁「森林・林業白書」)
21年度は全般的に大きく減少し,輸入材のうちチップが大きく減少したことにより,20年度実績より17.3%減の623万m3となる見込みです。
22年度は古紙の輸出増加による木質原料の増加もあり,総供給量は前年度より約4.6%増の651万m3の見通しです。
なお,道産材供給率は,チップ輸入量が増加することから,21年度は56.4%,22年度は54.9%となる見通しです。