光珠内季報-平成12年度-

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令和元年度

No.122
(2001.3)
グイマツ雑種Fの幼苗からのさし木増殖法 (PDF,784KB) 黒丸 亮 p.1~6
グイマツ雑種F1の苗木不足解消と優良品種の普及のためのさし木増殖法の効率化を検討した。播種後2年目のさし穂台木を 用い,かつさし付け当年夏床替えを行えば,さし付け本数の6割,床替え本数の7割が山出し可能である。
ヨーロッパトウヒ防風林の保育伐に対する考え方 (PDF,140KB) 福地 稔 p.7~10
石狩・空知管内のヨーロッパトウヒ防風林において現存本数と樹高,枝下高を調査した。枝の枯れ上がりは樹高成長と高い相関 関係にあった。林分の込み具合を表す指標である相対幹距(平均樹高に対する平均樹間距離の比)を用いた密度管理法を示した。
ヒノキアスナロ苗木の大量生産をめざして(3)-ジベレリンに
よる着花促進方法の改善-
(PDF,219KB)
今 博計 p.11~14
ヒノキアスナロの着花促進方法として,ジベレリンの樹幹注入法が有効であることを明らかにした。この方法は,従来の葉面 散布法に比べて作業性・経済性に優れ,処理適期の延長と80%のコスト削減が見込める実用性の高い処理である。
バーチャル・ツリーを目指して (PDF,344KB) 梅木 清 p.15~18
バーチャル・ツリー(構造的・機能的樹木モデル)作成を目指して,シラカンバ一次枝の生残・成長を2年間観察した。シラカンバ 一次枝の生残・成長には,一次枝の大きさ,個体の中での一次枝の相対的な高さ,個体のまわりの混みあい度が影響を与えていた。

No.121
(2001.1)
森林教育プログラムのつくりかた (PDF,102KB) 佐藤孝弘 p.1~5
森林教育プログラムには多様な情報が必要となるが,これらを端的に表現するには,指導案形式による作成が適している。指導 案形式による作成により,指導者・支援者間での内容の共通理解の促進,プログラムの改善点の把握の円滑化等,多くの利点が得られる。
シラカンバにおける雌花と雄花の作り分け-雄花序の
ツボミ数から雌花序の開花数を推測する-
(PDF,237KB)
眞坂一彦 p.6~9
雄花序のツボミ数から隠れた雌花序のツボミ数を推測するため,シラカンバの開花状況について調査を行った。雄花序数と雌花 序数のあいだには1:1の関係はなく,雌花序数は総開花数とともにも指数関数的に増加し,雄花序数は頭打ちになった。
広葉樹種子は土の中で何年生きるか?-埋土種子のお話- (PDF,312KB) 渡辺一郎 p.10~14
発芽はしていないが土壌中で生きている種子を「埋土種子」と呼ぶ。この埋土種子の寿命について,広葉樹29種を用いて,最長 7年間土壌中に埋める実験を行った。その結果,埋土種子の寿命は,すぐに発芽力を失うタイプから長期間発芽力維持するタイプ まで3つのタイプに分けられた。
道民に開かれた多様な森づくりの試み (PDF,312KB) 加藤正人 p.15~18
国際的に関心が高まっている「持続可能な森林経営」を実践する石狩川モデル森林の集中調査地を,岩見沢市街から最も近い 道有林に設定しました。ここでは森林の多面的な機能,特に生物多様性の視点を重視した試験地や多様性の小路,森の歴史的 遺跡などを整備して,道民に多様な森づくりを公開しています。

No.120
(2000.10)
新しいブナの豊凶予測-2年後の凶作を予測する- (PDF,180KB) 小山浩正 p.1~4
ブナの豊凶予測については,すでに1年後の予測方法が確立されているが,本報告では,凶作についてはさらに2年後まで 予測できることを明らかにした。この手法によって,より早い時点で凶作を予想できるので,その年の天然更新補助作業を あらかじめ控えることで費用対効果を高めることが期待できる。
ハリギリ種子の簡単な発芽促進法 (PDF,167KB) 佐藤 創 p.5~7
ハリギリ種子を通常に播種すると,発芽が翌々年になるが,簡単な処理により,翌年に発芽させる方法を開発した。その方法は, 秋に採種後,すぐに種子を精選し,砂と混ぜて湿らせた状態で袋に入れ,冬期の暖房の入っている部屋に4ヵ月間置いた後, 冷蔵庫に3ヵ月間置く,というものである。その後,播種すると,8割~4割ほどの発芽率が得られた。
ダケカンバ二次林の間伐適期と間伐適正密度 (PDF,176KB) 眞坂一彦 p.8~11
ダケカンバ二次林の密度試験地において,林分成長量と林分葉量などを調査した。その結果,初回間伐は遅くとも30年生までに 着手する必要があり,間伐後の密度は1500~3000本/haの間が適当であることが示唆された。
シントメタマバエの一種によるアカエゾマツの被害と
その生態について
(PDF,858KB)
林 直孝 p.12~14
アカエゾマツを激しく加害したシントメタマバエの一種(Dasineura sp.)の生態と加害状況を報告する。加害によるアカエゾマツの 樹高成長の低下,被害の動態を調査し,被害の終息に関与していると思われる寄生蜂を確認した。
根の成長を形で捉えると?-フラクタルによる根系形態の
定量化の試み-
(PDF,39KB)
錦織正智 p.15~17
フラクタル次元を用いて,根系形態の定量化を試みた。この結果,フラクタル次元は“根の形の複雑さの程度”を示す有効な パラメーターであることがわかった。また,根のフラクタル次元と,根の長さ,面積,体積等の量的形質との間で相関関係をみる ことで,根の発達様式を推測することができた。

No.119
(2000.7)
林業試験場が平成12年度に取り組む試験研究のあらまし p.1~8
アカエゾマツ精英樹家系の成長-良い苗木を適した
ところに-
(PDF,85KB)
来田和人 p.9~12
多雪地に造成した15年生の精英樹次代検定林を調査した。精英樹家系の成長は,事業用苗木に比べて樹高で8%,D2H(胸高 直径2×樹高)で16%良かった。産地別にみると,多雪地から選んだ家系は林齢10年のころから成長が良くなる傾向があり, 種苗の配布に際し,産地特性を考慮する必要があることを示していた。
樹林帯で吹雪を防ぐ(3)-林帯の幅と防雪効果(低温風洞
実験の結果より)-
(PDF,328KB)
鳥田宏行 p.13~16
林帯の幅(樹列数)と防雪効果の関係は,不明な点が多く残されている。それは,観測を行うのに適した林帯がきわめて少ない ことに原因がある。そこで,本研究では,防雪林の防雪効果を体系的に理解するために,低温風洞施設を利用した常緑針葉樹の 模型実験(樹列数1列から10列まで)を行った。その結果,列数を増やすと5列までは減風効果が大幅に向上するが,5列以降は 減風効果の大幅な向上はみられなかった。また,吹きだまりの形成位置は列数に関係なく,風上林縁からおよそ3h(h:樹高) 離れた位置に形成された。

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