光珠内季報-平成15年度-

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No.134
(2004.3)
トドマツ人工林で発生したマツノネクチタケによる根株心腐病 (PDF,269KB) 徳田佐和子 p.1~4
道東地方の68年生トドマツ人工林で著しい根株腐朽被害を起こしていた病原菌がマツノネクチタケ(Heterobasidion annosum) であることが確認された。腐朽高は最大3.7mに達し,木口面の腐朽直径と腐朽高の間には一定の関係があった。
森林の二酸化炭素吸収と間伐施業の効果 (PDF,31KB) 明石信廣 p.5~7
森林による二酸化炭素の吸収量を高めるためには,枯死木が発生しないよう弱度に間伐するのが良いが,長期的に木材に 二酸化炭素を固定するという面では,長く利用される大径材が生産されるよう,適度の間伐を行う方が良いといえる。
タネから育てる河畔林-郷土樹種育苗のための
種子取り扱い(1)-
(PDF,112KB)
長坂 有 p.8~11
河畔林を造成する際には,なるべく地元の天然生母樹から採取したタネで苗木をつくり,その地域で利用することが望ましい。 その手はじめとして,北海道の河畔林構成樹種の分布,種子の集め方と保存方法の基本を紹介した。河畔の主要樹木の種子は 低温貯蔵により3~5年間は保存できた。
トドマツ人工林の保育と林床の生物多様性 (PDF,237KB) 渡辺一郎 p.12~15
トドマツ人工林を間伐し,出現した下層植生とオサムシ科昆虫を調査した。下層植生の種多様性が高まるにつれてオサムシ科昆虫の 種多様性も高まる傾向が示された。間伐施業は,下層植生の多様化だけではなく昆虫など動物種の多様化へも効果があることが示唆された。
海岸地域に適した緑化樹選び(1)-塩風害の発生しやすい
地域と海からの距離-
(PDF,672KB)
清水 一 p.16~20
全道各地の海岸に植栽されている緑化樹の塩風による枯損被害状況を調査し,枯損被害の発生しやすい地域を明らかにした。 また,特定の枯損被害が発生する海からの距離を,地域別に明らかにした。

No.133
(2004.1)
カシワのどんぐりの大きさと発芽特性-ところ変われば
品変わる-
(PDF,109KB)
真坂一彦 p.1~5
各地の海岸林でカシワ堅果を採種した。日本海側の堅果の重さは他の地域のものより重かった。発芽時期は春が暖かい地域で遅く, 発芽率と負の相関があった。堅果重と発芽時期は苗の樹高と相関があった。それゆえ植栽時には,カシワの産地を考慮する必要がある。
樹木写真のデジタル画像データベース (PDF,100KB) 山田健四 p.6~9
みどりの景観づくりに利用できる樹木画像データベースを作成した。収録された2,000枚以上の樹木画像を検索する機能や簡易な 成長予測機能を持ち,市販のグラフィックソフト等と組み合わせて,誰でも簡単にパソコン上でみどりの景観設計を行うことができる。
障害者の森林利用を考える-障害者施設へのアンケート
調査の結果から-
(PDF,129KB)
佐藤孝弘 p.10~14
障害者施設へのアンケート調査を実施した。その結果,障害種を問わず約80%の施設が森林での活動を実施していることを確認した。 また,森林利用に必要な配慮事項として,日常生活動作を支援する設備,ソフト,情報提供を重視していることがわかった。
木質バイオマスの有効利用に向けて-カラマツの未利用
バイオマス量調査-
(PDF,255KB)
酒井明香 p.15~20
カラマツを間伐・主伐した際に発生する未利用バイオマスの重量を足寄町の町有林にて測定した。間伐林分については全木重量の34%, 主伐林分については26%のバイオマスが発生した。バイオマスの発生量には採材方法や集材距離が大きく関わるため,立木材積から バイオマス発生量を予測することは今のところは難しいことがわかった。

No.132
(2003.10)
林業試験場が平成15年度に取り組む試験研究のあらまし p.1~8
道北地方におけるダケカンバ二次林の密度管理方法 (PDF,128KB) 真坂一彦 p.9~13
道北地方のダケカンバ二次林(II等地)に設定した間伐試験地の試験結果から,ダケカンバ二次林の密度管理は,20年生時に haあたり1500本,30年生時にhaあたり1000本にすることが適当であることが示唆された。
離島の水環境と森づくり-天売島と焼尻島- (PDF,111KB) 佐藤弘和 p.14~20
過去に深刻な水不足が生じ,水源かん養林の整備が進められた天売島・焼尻島では,夏期の渇水流量が10年経って増加する 傾向にあった。今後は,蒸発散量と樹冠による雪の遮断量を減らすために,常緑樹の間伐などを実施するとともに,最終的に 落葉樹への転換を図ることが有効である。

No.131
(2003.6)
バットの木をタネから育てる (PDF,62KB) 滝谷美香 p.1~4
プロ野球用のバットになるアオダモについて,タネの発芽特性と,苗木の成長について調べた。その結果,健全なタネの83%が 発芽することがわかった。またタネを春に播く場合,低温で湿潤な環境で保存すると,早い時期に発芽することがわかった。 苗木の高さは1年で平均7cmになる。
潮風がはこぶ塩分をはかる (PDF,59KB) 長坂 有 p.5~8
海から海岸林にもたらされる飛来塩分量を推定するため,簡易な装置である糸トラップの性能を調査した。その結果,ある場所の 飛来塩分環境を調べるには,海風の日を選んで1~2日間トラップを設置するのが有効であることがわかった。
組織培養による緑化樹生産への取り組み (PDF,68KB) 佐藤孝夫 p.9~12
北海道立林業試験場では1985年から組織培養による緑化樹の生産に取り組んでおり,これまでサクラ類やナナカマド,シラカンバ などで大量増殖に成功している。この技術は民間にも移転され,実際にサクラ類の増殖が行われている。現在までのところ組織 培養による増殖に成功した樹種は15種あり,そのほか9樹種については発根試験中である。今後もいろいろな樹種で培養技術の 確立を目指すとともに,この技術の普及に努めていく。
森林認証は受け入れられるか-道内の消費者・森林所有者
意識から考える-
(PDF,113KB)
酒井明香 p.13~16
FSC(森林管理協議会)の森林認証を受けた製品を条件付で購入したいという道内の消費者は68%に上り,下川町内でのFSCを活用した 取り組みに期待するという森林所有者は70%に上った。しかし,認証の意義の普及啓発,潜在需要の顕在化など今後の課題は多い。

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