光珠内季報-平成21年度-

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No.158
(2010.2)
チシマザクラの変異個体-美しき名花たち- (PDF,3.13MB) 佐藤孝夫 p.1~5
サクラ類の中でもっとも北地や高地に自生するチシマザクラの花について調べたところ,花に特徴のある個体としてこれまで当場で品種登録をした「国後陽紅」を初めとする紅花個体が4個体,八重咲き個体が2個体,淡紅色で特徴のある個体が4個体,白花~微淡紅色の個体が2個体見いだされた。
複層林で発生したマイマイガによるトドマツの被害 (PDF,2.84MB) 小野寺賢介
原秀穂
p.6~9
カラマツ-トドマツ二段林において,下木のトドマツがマイマイガの食害を受けた。食害による推定枯死率は19~36%だった。複層林の累積造成面積は全道で約8,300haに及んでおり,今後も同様の被害に注意が必要と考えられた。
果肉除去がタネの発芽にあたえる影響 (PDF,2.38MB) 長坂 有 p.10~14
樹木種子の播種前に通常行なわれる果肉の除去により,発芽にどのような影響が出るか,5樹種で播種実験を行なった。ウワミズザクラ,コマユミでは果肉の有無による発芽率の差はみられなかったが,ツリバナでは果肉を除去しないと発芽率が低下した。また,キタコブシでは果肉を除去しないと発芽が翌々年に遅れ,ニガキでは早い時期に種子採取した場合には差がなく,果実が完熟したものでは果肉を除去しないと発芽率が低下した。

No.157
(2009.12)
クリーンラーチのタネをたくさん採るために (PDF,765KB) 内山和子 p.1~3
クリーンラーチの母樹を対象に,訓子府採種園で薬剤散布および枝スコアリングの着花促進処理を5月下旬と6月中旬の2回行い,翌年5月に雌花数を数える試験を3年繰り返した。雌花数は,枝スコアリング処理で増加したが,効果の大きかった処理時期は年によって違っていた。
街路樹における傷被害の実態と課題 (PDF,1.74MB) 野中俊一 p.4~8
市街地に植栽された街路樹の傷被害実態を目視により調査した。街路樹の9割には外傷があり,その主な原因は除排雪,草刈,剪定などの維持管理作業であることから,適切な管理が必要と考えられた。
野ネズミによるドングリの持ち去り試験
~動物散布による人工林の混交林化に向けて~
(PDF,1.62MB)
南野一博
明石信廣
今博計
p.9~13
動物散布による人工林の混交林化の可能性を検討するため,天然林とトドマツ人工林の境界部にドングリを配置し,野ネズミによるドングリの持ち去り試験を行った。その結果,トドマツ人工林では,エゾアカネズミの生息数が少ないにもかかわらず,天然林と同様にドングリが散布されることが示唆され,天然林と隣接している人工林では,エゾアカネズミによるドングリの散布が期待できると考えられた。

No.156
(2009.9)
雄花の観察によるシラカバ花粉の飛散数予測 (PDF,1.71MB) 八坂通泰 p.1~6
近年,北海道ではシラカバ花粉症が急増し花粉症患者の60%以上を占めている。花粉症の効果的な予防や治療のためには花粉予報が欠かせない。林業試験場では衛生研究所と共同で雄花の観察による花粉飛散数の予測手法を開発した。開発した手法とその実用化について紹介する。
ハスカップ栽培の歩み-北海道の場合,海外の場合- (PDF,1.91MB) 錦織正智 p.7~11
北海道の自生植物クロミノウグイスカグラとケヨノミの果実 "ハスカップ"は,海外においても,経済的価値のあるベリーとして高く評価されている。ここでは野生の植物であったクロミノウグイスカグラが作物として栽培されるようになった経過と,海外におけるハスカップ事情について報告する。
林地残材の集荷・チップ化システムの現状と課題 (PDF,8.10MB) 酒井明香 p.12~18
木質バイオマスが注目されている中で,利用率がわずか1%と活用がすすまない林地残材について,効率的な集荷・チップ化システムを検討した。林地残材が使いにくい原因として①遠隔地に散在し集荷・運搬コストが高価②水分が多くかさ張る③形状や成分が不均一等が挙げられるが,用材生産と組み合わせること,土場で自然乾燥させてからチップ化するなどシステム上の工夫で効率化を試みた。しかし,林地残材をチップ化し利用施設に運ぶまでの総費用が1tあたり9,000円~11,800円と,他の木質バイオマスと比較して非常に高価となった。今後,チップ生産性の向上や運搬費の削減を中心に,さらなる検討が必要である。


No.155
(2009.6)
林業試験場が平成21年度に取り組む試験研究のあらまし (PDF,3.25MB) p.1~7
防風保安林の台風被害を軽減するには (PDF,1.25MB) 鳥田宏行 p.8~11
防風保安林の台風被害を軽減するため,2002年台風21号による被害要因の解析をおこなった。その結果,樹種としてはシラカンバ,チョウセンゴヨウマツ,ストローブマツなどは被害を受けやすく,カシワは被害を受けにくいことが示された。また,配置に関しては,風上林小班にカシワ林があると,被害が軽減することも明らかとなった。
土そりとグラップルローダによる集材 (PDF,1.71MB) 渡辺一郎 p.12~16
近年,道内で増えつつある"土そり集材"の調査事例を紹介する。これは土そりをグラップルローダで牽引して集材する作業方法である。今回調査した土そりの最大積載量は9.7m3であった。また,時間当たりの生産性は平均8.4m3/時となった。


No.154
(2009.4)
カラマツ間伐材を用いた木製防雪柵の開発
-木製防雪柵の防雪効果-
(PDF,1.30MB)
鳥田宏行 p.1~4
間伐材の需要促進と吹雪による交通障害の軽減のため,カラマツ間伐材を用いた木製防雪柵を開発した。防雪柵は,柵の風上側で吹雪を捕捉し,高く舞い上がった吹雪粒子も,柵形状の特性を活かして,風下後方に吹き飛ばす効果があることが明らかとなった。
ニセアカシアを駆除するには夏に伐採するのがよい (PDF,1.46MB) 山田健四
真坂一彦
p.5~9
ニセアカシア林分2か所において2004年5月,6月,8月に伐採処理を行い,その後3年間の萌芽枝の発生および生育状況を調査した。再生した萌芽枝の樹高や材積は8月伐採区で最も低く,ニセアカシアの駆除伐採は盛夏に実施するのがよいことがわかった。
作業路を活用したハーベスタ・フォワーダによる間伐作業事例 (PDF,1.75MB) 対馬俊之
渡辺一郎
p.10~15
ハーベスタ・フォワーダ作業システムの定着を目指し,作業路を活用したシステムの労働生産性を調査した。ハーベスタが伐倒から玉切りまで,フォワーダが集材・巻立を行う標準型で6.9m3/人日に対し,フォワーダの積込み工程を改善することで最大15.1m3/人日まで生産性が向上した。

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