農業研究本部

ニラ白色疫病

 平成18年10月および19年5月、知内町のニラ養成株で外葉全体および中心葉の葉先が白色になる病害が発生した。被害葉を冷水に3日間浸漬すると多数の遊走子のうを形成した。以上より、本病をニラ白色疫病(病原菌:Phytophthora porri)と同定した。知内町のニラ栽培圃場では、本病の発生は春と秋に認められている。特定の圃場で多発する傾向があり、多発圃場では発病株率100%に達し、実害があると考えられる。本病に対する登録農薬はない。

(道南農試・渡島南部普及センター)

戻る    次へ