アンモニアガス障害
症状の特徴
1)葉脈間に黒色のしみ状の変色が観察される(写真41)。
2)翌日には褐色の壊死に進行する(写真42)。一部では、壊死した部分の中央部が白色化する。
発生しやすい条件
1)一般に曇天後に急に晴天になり温度が上昇した際にガスを生じやすく、土壌pHがアルカリ側の時にはアンモニアガスが、酸性の時には亜硝酸ガスが発生するといわれる。
2)ガス障害の症状は類似しているが、障害部分が白化した際にアンモニアガスの場合は褐色または黄色味が残るのに対して、亜硝酸ガス障害は漂白されたように白化するとの報告がある。
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写真41 葉身に黒色のしみ状の変色が生じる。 (14週目 アンモニアガス曝露当日 カレイニャ) |
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写真42 左側:全体、 右側:葉身の拡大 褐色のネクロシス、一部は壊死した中央部が白化する。 (14週目 アンモニアガス障害曝露3日後 カレイニャ) |
アンモニアガス障害の症状