13-5 中粗粒灰色低地土,灰色系(13B)
(灰色低地土)
日高管内静内町、草地、1989
静内川流域にあり、粘質がやや弱く、排水がやや不良な沖積土壌です。管状斑紋が見られ、灰色低地土に分類されます。改良策は、暗渠整備による排水改善が基本です。この地域では草地(軽種馬用)として利用されています。
この断面は、表土(腐植層)が40cmと厚く、その中に赤褐色の土層が挟まれており、これはほ場整備工事により土が移動、かく乱した結果と思われます。40cm以下は、灰色の基色部に地下水湿性を示す管状斑紋(鉄さび)が明瞭に見られます。