農業研究本部

14-2 細粒グライ土(14D)

(下層グライ灰色低地土)

空知管内南幌町、転換畑(秋小)、1989

 14-1と同じ細粒質のグライ土ですが、グライ層の出現する位置が深いことから"強"が取れて普通の"グライ土"に分類されます。強グライ土と同様に細粒質のものが多く、空知、上川管内に多く分布しています。改良策は暗渠整備が基本です。この地域では、水田として利用されています。
この断面は、表土の腐植含量はやや多く、以下30~64cmまでは管状斑紋がある灰色層で、64cm以下がグライ層となっています。水田作時代は強グライ土でしたが、畑転換により土壌が酸化的になり、グライの程度が緩和された可能性があります。