スイカ ニッケル過剰
ニッケル過剰
1.症状の特徴
1) 生育は抑制され、上位葉で葉の全面が黄化し、鉄欠乏様症状が見られる。
2) 黄化した上位葉の葉脈付近は褐変する。
3) 下位葉には葉脈間に直径約5mmの円形の黒褐色斑点が現れる。
2.発生しやすい条件
1) ニッケル分を多く含む蛇紋岩(じゃもんがん)を母材とする低地土。
3.観察のポイント
1) 上位葉に葉全面の黄化症状が現れるのは鉄欠乏に類似するが、ニッケル過剰では上位葉の葉脈付近が褐変し、下位葉に黒褐色の斑点を生じることから区別できる。
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写真33 上位葉に黄化症状が現れ、鉄欠乏症状を示す。葉脈の周辺は褐変している(矢印)。 |
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写真34 下位葉では葉脈間に黒褐色斑点が現れる。 |