農業研究本部

スイカつる枯病

つる枯病(カビによる)

1.症状の特徴

1) 主に葉縁部や葉脈が侵されやすく、円形または楕円形の淡褐色〜灰褐色の大型病斑ができる。

2.観察のポイント

1) 輪紋状に広がる病斑はリン欠乏症状に類似している。

2) リン欠乏の場合は黒褐色の斑紋が必ず葉の先端から発現し、葉の基部に向かって広がるのに対し、つる枯病では葉端の周辺部にも淡褐色〜灰褐色の病斑を形成し、小黒粒(柄子殻)の発生が観察されることもある。この点から、両者を区別できる。

淡褐色〜灰褐色の大型病斑

  

写真37 主に葉縁や葉脈が侵されやすく、円形または楕円形の淡褐色〜灰褐色の大型病斑ができる。
(病斑上に小黒粒(柄子殻)が観察される。)