農業研究本部

スイカ灰色かび病

灰色かび病(カビによる)

1.症状の特徴

1) 葉縁に近い部位に褐色〜灰褐色の丸い大型の病斑が生じる。

2) 病斑に灰色のかびが生ずることもある。

2.観察のポイント

1) 病斑はリン欠乏症状に類似している。

2) リン欠乏の場合は黒褐色の斑紋が必ず葉の先端から発現し、葉の基部に向かって広がるのに対し、灰色かび病は葉端の周辺部にも病斑を形成し、灰色のかびが生ずることもあり、リン欠乏と区別できる。

褐色〜灰褐色の大型病斑

  

写真38 葉縁に近い部位に褐色〜灰褐色の丸い大型の病斑が生じる。
(灰色のかびが発生することもある)