【普及奨励事項】
北海230号の概要

1.　特性一覧表　　　　　　　　　　　　　　北海道農業試験場　稲第１研究室

系統名：北海230号		組合せ：しおかり×ユ−カラ
特 性	長所　　1.　耐倒伏性	短所　　1.　少肥、瘠地で少収傾向
	2.　品質	2.　葉枯れやや多
	3.　登熟性
採用県および 普及見込面積	北海道　20.000ha
系統・品種/ 形質	北海230号	(標　　準) ゆうなみ	(比較対象) ほうりゅう
早晩生	中　生	中生の早	中　生
草　型	偏穂数型	穂数型	偏穂数型
出穂期	8月9日	8月7日	8月9日
成熟期	9月28日	9月30日	9月30日
稈　長	69cm	66cm	76cm
穂　長	17.2cm	17.0cm	17.0cm
穂　数	24.8本	25.2本	24.0本
芒　性	無　芒	無　芒	極稀極短
ふ先色	黄　白	黄　白	赤　褐
脱粒性	難	難	難
耐倒状性	やや強	やや強	やや弱
葉いもち病	中	やや強	中
穂いもち病	中	やや強	やや弱〜中
障害耐冷	中〜やや強	やや弱〜中	中
遅延耐冷	やや強	中	やや強
a当り玄米重	53.0(61.2)kg	54.9(59.1)kg	52.8(59.4)kg
玄米千粒重	22.5g	23.3g	21.9g
玄米品質	上下(3中上)	中上(3下下)	中上(4中下)
食　味	上下	中	上下
調査地	北海道農業試験場
調査年次	昭和46〜49年の4ヶ年〔標準栽培〕
品種候補名

　　注　　玄米重の(　)内は多肥区。品質の(　)内は等級。

2.　北海230号の特記すべき特徴
　　「ほうりゅう」より強稈、良質で登熟が早い。

3.　北海道で奨励品種に採用する理由
　　「ほうりゅう」に置き替える。

4.　北海230号の普及見込地帯
　　北海道(斜線内)

　　注　①留萌南部　　　④空知中部　⑦後志　⑨渡島北部
　　　　 ②上川中南部　 ⑤空知南部　⑧胆振　⑩檜山北部
　　　　 ③空知北部　　　⑥石狩