【準奨励品種】
1. 課題の分類 牧草−品種 2. 研究課題名 「牧草類品種の奨励地域および利用方式決定栽培調査」 3. 期 間 昭和45〜48年 4. 担 当 中央・天北・北見 5. 予算区分 農林省畜産局委託 6. 協力分担 中央・天北・天塩・北見・根釧各農試 滝川畜試 |
7. 目 的
全国的に牧草類品種の奨励地域を決定する。
8. 試験研究方法
8草種、41品種につき1区10m2、3rで4年間の生草重・風乾物重・病中害越冬性などを調査した。
9. 結果の概要
シロクロ−バラジノタイプでは、道央地域でリ−ガルがもっとも多収であり、道北地域ではギガンテロデイギア−ノが道東地域ではギガンテロデイギア−ノおよびリ−ガルがそれぞれカリフォルニアラジノに比し多収であった。
10. 主要成果の具体的数字
シクロ−バ(多回刈)の3ヶ年合計風乾物収量(kg/10a)
品 種 | 中 央 | 滝 川 | 天 塩 | 天 北 | 北 見 | 根 釧 |
カリフルニア | 2.470 | 2.370 | 2.570 | 2.330 | 2.390 | 1.840 |
ロデイギア−ノ | 2.410 | 2.310 | 2.800 | 2.400 | 2.390 | 1.990 |
リ−ガル | 2.680 | 2.400 | 2.610 | 2.350 | 2.550 | 1.790 |
ミルカノバ | 2.260 | 2.320 | 2.270 | 2.290 | 2.270 | 1.340 |
11. 今後の問題点
現在シロクロ−バラジノタイプの奨励品種はカリフォルニアのみで、奨励品はない。シロクロ−バの採種量不足のため、リ−ガル、ギガンテロデイギア−ノを準奨励品種として普及する必要のあることが要求されている。
12. 次年度の計画