【指導参考事項】

1.　課題の分類　　酪農 2.　研究課題名　　搾乳施設に関する試験 3.　期　間　　昭49〜51 4.　担　当　　中央農試農業機械部 5.　予算区分　　道単 6.　協力分担

7.　目　的
　　パイプラインミルカ−における圧力変動の程度を明らかにして合理的配管方法の参考とする。

8.　方法
　1)　供試パイプラインミルカ−
　　(1)レシ−バ−部　　　　　アルファラベル　PC900
　　(2)真空ポンプ　　　　　　　　　　〃　　　　　VP74
　　(3)レギュレ−タ　　　　　　　　　〃　　　　　ウエイト式
　　(4)ミルキングユニット　　　　　〃　　　　　(パルセ−タ−　→空気式)
　　(5)ミルクパイプ　　　　　　1 1/4、ガラス、40cm　ダブル配管
　　(6)真空パイプ　　　　　　(3/4、1'、1 1/4')ガス管、40mシングル配管
　2)　試験項目
　　(1)レギュラ−タの真空制御特性
　　(2)パルセ−タによる配管内の圧力変動
　　(3)真空パイプの径と流入空気による圧力降下勾配
　3)　場所
　　中央農試　　　不凍実験室

9.　結果の概要
　1)　供試した重すい式レギュラ−タの場合、設定真空圧380mmHgに対し、0〜20mmHg程度のばらつきがある。
　2)　配管長さと径は、それぞれ管内圧力変動に対し、正、負の要因となるが、供試パイプラインでは、1ユニットの場合1'管で30mポンプより離れると最大12mmHgの変動がある。変動限界を25mmHgとすれば、4ユニット使用では、1'シングル配管では10m、1 1/4シングルで30mが限界となる。

10.　具体的デ−タ
　図1.　配管・測定参考図


　図2.　レギュレ−タ特性


　図3.　パルセ−タ稼時圧力変動


　図4.　空気吸入による圧力低下　　　(m)

11.　今後の問題点
　　　材質、つなぎ、曲管などの問題がある。

12.　次年度の計画　　　　　あり