【普及奨励事項】

馬鈴薯北海30号について

農林省北海道農業試験場作物第4研究室
  永田利男、宮浦 学、山口辰一郎
  旭川清一、山谷吉蔵

Ⅰ 来歴
 北海30号は昭和28年島松においてケネベツクを母とし、農林2号を父として育成されたものである。

Ⅱ 特性概要
 本種は農林1号程度の中晩生種で、疫病に比較的強く、収量安定し、品質の優れたものであり、調理用品種として好適する。
 1. 熟期  農林1号や紅丸とほぼおなじで、男爵薯やオオジロより20日位おそい。
 2. 草状  農林1号より10~20cmくらい長く、叢性は開、旺盛な繁茂を示し、時に徒長し、倒伏もみられるが、一般にその性態はよくまとまる。
 3. 茎葉  茎は太く、茎数は農林1号位で多くない。分側枝も農林1号程度である。茎における着色は淡赤でほぼ全般にみられ、茎翼は波であるが、その波状は顕著でない。
        小葉は比較的大きく、表面やや滑らかで皺が少ない。葉色は紅丸や、リシリよりやや淡い。葉数多く、葉着は密の方で空間は比較的少ない。
 4. 花器  花は小さく貧弱で、且畸型を呈し、その色は淡紫で、先白、雄蘂の先が屈曲し、畸形で未熟な緑黄色を呈し、花粉は勿論みられない。
        花数は極めて少なく、蕾のうちに落ちてしまうものが極めて多い。花梗も伸出せず短い。この品種の開花はとしにもよるが目につかないことが多い。
 5. 塊茎  普通、卵形または扁卵形で大粒多く、表皮黄白色で滑、目は浅く、数も比較的少ないので外貌はよい。収穫後も表皮の返照は比較的少なく、またケネベツクのごとき緑化は
        しない。肉色は白で中心空洞や黒色あるいは褐色心腐はまだ認められてないが、さらに検討を要する。二次生長はあまりないが、ときに冠部が裂開し畸形となることもある。
        休眠は長い方で、ケネベツク程度である。イモ数は多いが、大粒が主で小粒は少ない。
 6. 食味および調理  やや粉質に近いが、舌ざわりが比較的滑らかで味もよい方である。調理後も肉色の変色はほとんどなく、マッシュポテトや、フレンチフライ、チップポテト、その他ベ
        ーキングポテトなどの調理に向くものである。
 7. 薯着  紅丸よりやや拡がりが大で、特に肥沃地においてこの傾向が強い。
 8. 収穫  収穫時期は農林1号と大差ないが、ところによってはややおくれる。茎葉黄変後が適期とされる。
 9. 薯収量  塊茎の肥大は農林1号並かやや早く開始されるようであり、収量は農林1号や紅丸と大差ない。肥沃地においてよい成績を示す。比較的安定した収穫をあげるものである
        が、高温乾燥には弱いようである。
 10. 澱粉  澱粉価は16~17%で農林1号よりやや低い。澱粉粒子は細かいものと推定され、一般の澱粉加工用には不適。
 11. 耐病性  疫病抵抗性因子はもっていないが、じゅうらいの栽培経過からみて農林1号程度の強さをもち、予防的防除が必要である。
         なお長野農試の調査ではニセコより弱く、農林1号程度と記録されている。
         バイラスにたいしては不明のところが多いが、Xバイラスやリーフロールに弱いので、種子更新に注意する。黒あざ病に弱く、農林1号程度である。
         青枯病にはきわめて弱い。そうか病には中位の強さをもち男爵程度とされ(愛知園試)軟腐や湿腐病に対してはシマバラ程度とされているが、(福岡、滋賀農試)従来とも多
         雨、湿の異常天候では腐敗が農林1号あるいはそれいじょうに多くみられるので、栽培地の選定には注意する。害虫類に対しては全く抵抗性がない。

Ⅲ 普及上の注意
 種イモは充分吟味したものを用い、栽植密度は農林1号と同じかやや株間を広くする。N質肥料の過用を慎む。催芽処理も効果がある。培土はなるべく早めに十分に行うようにする。疫病の予防を十分に行うことが肝要であり、また黒あざ病や、青枯病などに弱いから輪作に留意し、湿潤な天候では腐敗が多く出やすいから排水の良い肥沃な土地を選ぶことが必要で、排水不良地には適しない。道内の食用薯生産地帯の農林1号に代わって栽培の普及がはかられるが、その面積は食用農林1号の40~60%で3,000~5,000haが見込まれる。なお将来本州方面にも進出普及する可能性があろう。

Ⅳ 試験成績
 1. 生育調査成績(昭和32~35、島松)
   萌芽期
(月日)
開花期
(月日)
茎葉黄変期
(月日)
茎葉枯凋期
(月日)
茎長
(cm)
茎数
(本)
茎太
(cm)
叢性 草勢 疫病
(8月下)
北30 5.31    9.3 9.13 80 4.5 1.3 やや開 2.9
農1 5.30 7.6 9.6 9.15 72 4.4 1.2 4.2
男爵 5.31 7.5 8.11 8.18 41 3.7 1.1 やや開 7.0
オオジロ 5.30 7.8 8.15 8.22 42 4.9 1.1 やや強 7.0
 ※ 播種期  何れも5月6日~9日前後
 ※ 10a施肥量 硫安27.2kg、過石33.3kg、硫加11.7kg、堆肥1,890kg。但し昭和33年以降は過石の半量は熔燐とし、35年は硫安の半量を尿素に切りかえた。
    栽植密度は75cm× 40cm(10a当たり3,351株)以下標準栽培はこれに準ずる。
 ※ 疫病欄にて、階級値と罹病との関係は次の如し。
    0…0%、1…5%、2…20%、3…40%、4…60%、5…80%、6…95%、7…100%

 2. 特性調査(昭和33~35平均、島松)
   花器 茎色 茎翼 葉色 塊茎 食味 薯着 二次生長
目の深浅 目の多少 肉色
北30 淡紫 緑地に淡赤 やや波 淡黄 やや密
農1 緑地に淡赤紫 やや濃 扁円 黄白 中上 やや密
男爵 淡赤紫先白 緑地に淡赤 やや濃 黄白 中~中上
オオジロ 淡紫先白 やや濃 扁円 黄白 やや深 中上

 3. 標準栽培成績(昭32~35、島松)
   10a当上薯(kg) 上薯平均
1個重(g)
澱粉価 10a当澱粉 10a当大中薯 薯重歩合(%) 腐敗
(%)
薯数 薯重 収量(kg) 薯重
北30 24,187 3,123 104 132 165 476 102 2,998 110 69 26 5 1 0.6
農1 28,585 3,013 100 99 16.4 465 100 2,729 100 52 39 9 1 0.3
男爵 26,867 2,218 75 84 14.2 293 63 1,879 69 34 49 16 2 0.3
オオジロ 28,216 2,337 78 85 15.6 341 73 1,950 71 27 54 18 2 0.1

 4. 多肥少肥栽培成績(昭33~35、島松)
   枯凋期 疫病
10a上薯重(kg) 澱粉価 10a澱粉収量(kg) 腐敗
(%)
多/少 標準化 多/少 標準化
北30 9.10 9.11 2.0 2.0 3,894 2,969 131 105 104 16.7 16.2 609 452 1.35 106 100 0.8
農1 9.13 9.16 2.7 2.3 3,718 2,854 130 100 100 16.4 16.7 577 451 128 100 100 0.3
オオジロ 8.22 8.22 5.7 5.5 3,129 1,887 166 84 66 15.1 15.3 442 268 165 77 59 0.1
 ※ 多肥区は標準比の1.5倍、少肥は同じく0.5倍
 ※ 33年5月12日播種  1区6㎡2区制、34年5月8日 4.3㎡1区制
   35年5月7日播種   4.0㎡2区制 

 5. 栽培密度試験成績(昭35、島松) 
   黄変期 疫病 茎長 10a上薯重
(kg)
標準比 上薯平均
1個重
澱粉価 10a澱粉量 標準区 10a大中薯重 標準比
ソ/ミ ソ/ミ ソ/ミ
北30 9.12 9.11 1.9 2.0 105 96 3079 3572 86 100 111 163 121 16.2 17.4 468 584 80 96 113 2961 3403 87 100 112
農1 9.17 9.16 1.5 2.0 91 85 3067 3216 96 100 100 142 105 16.9 17.0 488 515 95 100 100 2951 3037 97 100 100

 6. 早堀調査成績(昭35、島松)1区制
   北30 農1 オオジロ
収量 収量 収量
10a上薯重
(kg)
7月15日 313 8 380 11 1536 50
7.25 1307 35 676 19 2234 73
8.5 2452 66 2195 61 3005 99
8.15 2552 68 2067 57 2999 99
8.25 3898 104 3301 91 3043 100
9.5 4072 109 3150 87
9.15 3734 100 3619 100
澱粉価
(%)
7.15 9.7 60 92 56 9.9 70
7.25 10.6 66 10.0 61 12.9 91
8.5 13.1 81 12.8 79 14.5 102
8.15 13.5 84 13.4 82 13.9 98
8.25 14.3 89 14.9 91 14.2 100
9.5 15.1 94 15.6 96
9.15 16.1 100 16.3 100
10a大中薯重
(kg)

7.15 0 0 0 0 378 14
7.25 732 21 503 16 1547 55
8.5 2161 62 1715 54 2659 95
8.15 2351 67 1977 63 2564 92
8.25 3764 107 3083 98 2799 100
9.5 3965 113 2787 88
9.15 3515 100 3161 100

 7. 疫病防除試験成績
  1) 島松研究所(昭32~35)
   枯凋期 疫病
10a上薯重(kg) 同標準比 澱粉価 10a澱粉収量(kg) 10a大中薯重(kg) 1個重
無/防 無/防
北30 9月15日 9月12日 3.0 4.4 3272 2919 89 103 107 16.1 15.9 511 444 87 3133 2812 134 128
農1 9.17 9.12 3.5 5.1 3180 2752 86 100 100 16.2 15.4 508 406 80 2939 2447 113 96
オオジロ 8.24 8.17 7.0 7.0 2398 2241 94 75 82 16.1 15.0 369 318 86 2012 1895 86 78
男爵 8.21 8.15 7.0 7.0 2335 2090 90 73 77 14.5 14.0 315 270 86 1990 1766 83 76
リシリ 9.29 9.29 0 0 2908 2880 99 91 106 18.0 17.3 493 468 95 2671 2517 95 91
 ※ 防…疫病防除区  無…同無防除区

  2)  天北支場(昭34~35)
   枯凋期 疫病
10a上薯重(kg) 同標準比 澱粉価 10a大中薯(kg) 同標準比 1個重
無/防 無/防
北30 9月17日 9月15日 3.0 3.9 3765 3729 99 126 168 16.8 17.0 3461 3391 98 133 188 142 134
農1 9.13 9.6 5.2 5.9 2990 2210 74 100 100 15.8 15.2 2600 1802 69 100 100 109 97
オオジロ 8.21 8.15 7.0 7.0 2147 1943 90 72 88 14.8 14.1 1792 1581 88 69 88 93 86
紅丸 9.9 9.5 5.7 6.8 2655 2530 95 88 114 15.0 13.8 2202 1929 88 85 107 106 99
リシリ     0.9 1.1 3371 3272 97 118 148 18.1 17.7 3030 2996 99 116 166 111 111

 8. 疫病発生経過調査
  1) 昭和32~35の年次間相違(島松)

  2) 道内地域間相違(昭35)
   a) 初発月日(防除区)
   渡島 島松 中央農場 士別 天北 宗谷 十勝 紋別 北見 平均
北30 8.3 8.18 8.22 8.3 8.5 8.26 8.14 8.8 8.19 8.131
農1 7.25 8.1 8.20 8.3 8.3 8.8 8.2 8.5 8.14 8.5.6
男爵 7.12 7.26 8.5 8.3           7.27.0
オオジロ 7.18 7.28 8.18 8.3 8.3 8.6 7.30 8.3 8.8 8.2.7
リシリ   (発生ナシ) (発生ナシ) 8.5   9.10 8.24 8.12 8.23  

   b)  発病後の経過(同上)
   渡島 島松 中央農場 士別 天北 宗谷 北見 十勝 十勝農場 平均
8月1日 北30 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.00
農1 0.5 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0.07
オオジロ 1.0 0.4 0 0 0 0 0 0.2   0.20
リシリ   0 0 0 0 0 0 0 0 0.00
8月15日 北30 2.0 0 0 1 0.5 0 0 0.1 1 0.51
農1 2.0 1.1 0 1 1.3 01 0.3 1.6 1 0.83
オオジロ 6.7 3.8 0 2 3.0 0.2 1.0 3.2   2.49
リシリ    0 0 1 0.5 0 0 0 0.5 0.25
9月1日 北30   5.5 01 3 2. 0.2 1.3 6.3 2.5 2.61
農1   5.0 1.3 3 4.3 3.9 3.7 6.2 2.0 3.68
オオジロ   7* * 5 7* 6.0 6.7 7*   6.53
リシリ   0 0 1 0.8 0 0.7 4.5 2.5 1.19
9月15日 北30   7* 6 6.5 3.8 5.7   5 5.67
農1   6 5 6.0 6.6 6.3   4.5 5.73
オオジロ   7.0  
リシリ   1 0 4 4.3 0.6 4.0   5 2.56
 *印は枯死後のもの

 9. 塊茎内成分分析結果(昭35,道立農試)
   澱粉 水分 粗蛋白質 直糖 粗センイ 灰分 テキストリン 可溶性
無窒素物
粗脂肪
北30 17.76 76.41 1.43 0.77 0.36 0.91 0.20
農1 15.94 76.73 1.59 0.81 0.54 0.80 0.16
オオジロ 13.77 79.07 1.50 0.88 0.44 0.81 0.25
北25 12.50 81.45 1.45 0.95 0.56 0.82 0.01
北31 16.89 76.13 1.43 0.77 0.47 0.91 0.20

 10. 料理品質比較調査結果(昭35.12月)
   総括 種目別採点内訳 備考
マッシュ
ポテト
フレンチ
フライポテト
 ベーキング
ポテト
チップ
ポテト
北30 合計 310 79 76 73 82 ほとんどの料理に適し目も浅く好ましいとおもう。
平均 3.68 3.76 3.62 3.48 3.90
農1 合計 296 72 74 77 73  
平均 3.52 3.42 3.52 3.66 3.48
男爵 合計 284 72 62 72 78 じゅうらい一般に利用されている材料
平均 3.38 3.42 2.95 3.42 3.71
ケネベツク 合計    67 67 70 チップにはよいとおもう。
平均 (3.24) 3.19 3.19 3.33
北25 合計 245 67 51 55 72 チップにてきするらしい形はよいほうである。
平均 2.91 3.19 2.42 2.62 3.41
北31 合計 308 80 82 78 68 黄肉のためマッシュには不適だが他のものには
よいとおもう形はよいものである。
平均 3.66 3.80 .3.90 3.71 3.24

 調査を行った人々は農試の外に道(改良課、生活改善)北大、食糧、防疫、ホクレン、古谷製菓など関係者21名である。料理は札幌グランドホテルのコックが各品種を同一条件で調理し、品種名は調査採点後公表された。採点は夫々各自の判断により次の基準で行われた。
 特上(5点)   上(4点)   中(3点)   やや劣(2点)    劣悪(1点)
 上表の合計は21人の合計点であり、平均は1人当たりの平均点とした。
 なお担当コックの説明を備考欄に注意がきしたが、調査の結果からは北海30号と31ごうはじゅうらい使用されている男爵や農林1号に劣らないものであることが判った。供試材料は島松研究室内の同一ほ場より生産されたものである。

 11. 調理後の黒変調査結果(昭35、島松)
 じゅうらいとも東京市場あたりでは農林1号が1月頃より調理の際、肉色が黒変しやすくなるため品質をとくに問題とする。料理に不向きとされ、専ら男爵が利用されている現況である。
 本系統はこの黒変がほとんどみられず、調理後の肉色も男爵薯よりは白度がよいようであり、さらに粒子も滑らかで舌ざわりがよい。ここでは黒変の状況について1、2の実験を行ったのでその要約を参考のために掲載した。調査に用いた材料は同一ほ場産のものであり各品種とも毎回大粒(150g以上)10ヶ、小粒(50g内外)10ヶにつき調査までなるべく同一条件におくように心掛けた。
 煮沸後半切したその切り口の黒変度のすすみ具合について調査を行った。その調査要領をつぎのごとく区分しこの階級値におおじた粒数との相乗積の和をもって黒変度の係数とした。すなわち、
  0…5ヶ、  1…3ヶ、  2…2ヶ  あったばあいには
  0×5+1×3+2×2=7  となる。
 この黒変化は煮沸後1~2時間経過後は変化しなくなるので、ここで3回目までの調査について、その直後と2時間後の状況について掲示した。黒変は農林1号がもっともおおく、オオジロが比較的おおい方であり、北海25号はほとんどみられないものであり、北海30号も少ない方である。
  0…全く黒変しないもの。
  1…基部附近3分の1位にやや帯褐色がみられる。
  2…基部のみならず全面の半分位が帯褐色をみる。

   実験回数 大粒における黒変化発生粒数とその係数 実験回数 小粒における黒変化発生粒数とその係数
供試数 直後 2時間後 供試数 直後 2時間後
0 1 2 係数 0 1 2 係数 0 1 2 係数 0 1 2 係数
北30 10 10 0 0 0 10 0 0 0 10 9 1 0 1 9 1 0 1
10 8 2 0 2 9 1 0 1 10 10 0 0 0 10 0 0 0
10 9 1 0 1 9 1 0 1 10 9 1 0 1 9 1 0 1
農1 10 5 5 0 5 5 5 0 5 10 10 0 0 0 8 2 0 2
10 7 3 0 3 4 5 1 7 10 10 0 0 0 9 1 0 1
10 10 0 0 0 1 9 0 9 10 10 0 00 0 8 2 0 2
北25 10 10 0 0 0 8 2 0 2 10 10 0 0 0 10 0 0 0
10 10 0 0 0 10 0 0 0 10 10 0 0 0 10 0 0 0
10 10 0 0 0 10 0 0 0 10 10 0 0 0 10 0 0 0
オオジロ 10 8 2 0 2 6 4 0 4 10 8 2 0 2 6 4 0 4
10 10 0 0 0 6 4 0 4 10 10 0 0 0 10 0 0 0
10 10 0 0 0 7 3 0 3 10 9 1 0 1 9 1 0 1

 12. 腐敗の記録(昭33~35、道内)
   北30 農1 紅丸 ニセコ リシリ 備考
昭33 十勝(支) 0 0.2 0 0.8 0  
島松(標) 0.8 0.5 2.3 2.2 0  
島松(多少) 2.5 0.8 1.2 3.1 0  
紋別(研) 43.8K 46.9K 0  
総括 ナシ  
昭34 根室(支)              
天北(支)(防) 312K 21K 0K 37K 41K  
同上(無) 187K 0K 65K 92K 17K  
宗谷(支) 285.4K 64.4K 82.6K 79.3K 75.7K  
十勝(支) 0.9 0.5 0.3 0.8 0.9  
北見(支) 0 0 0 0 0  
士別(試) 0 0 0 0  
島松(標) 0.7 0.3 0.9 2.2 0  
同上(多少) 0 0 0 3.1 0  
中央農場 35K 43K 166K 41K 32K  
総括 やや多  
昭35 天北(支)(防) 0 1.3 0.5   0  
同上(無) 0.5 1.3 1.4   0  
宗谷(支) 5.5 0.4 3.0 0.9 0.0  
十勝(支) 0 0 0 7.6 0   
北見(支) 0.003 0.02 0.003 0.0 0.0  
士別(試) 0 0 0 0 0  
島松(標) 0 0 0 0 0  
同上(多少) 0 0 0 0 0  
渡島(試) 0.5 0  
十勝農場 0.3 0 0 0.8 0  
平均 0.68 0.30 0.05 1.33 0.0  
 数字にKを附してあるのは腐敗重量、その他は%で表示。
 ※印のところは供試せず、何れも生産力試験圃における調査記録を とりまとめた。