寒冷地に適用できる豚糞のメタン発酵処理・利用技術 | |||||||
【 要約 】
十勝地方の養豚農家から採取した低温で高いメタン発酵能力のある優良汚泥No110が、寒冷地におけるメタン発酵システムに使用出来ることを実証した。 また、このメタン発酵消化液が、液肥として草地に利用出来ることを明らかにした。 | |||||||
北海道立滝川畜産試験場・研究部・草地資料作物科 | 連絡先 | 0125-28-2211 | |||||
部会名 | 畜産・草地 | 専門 | 環境保全 | 対象 | 家畜類 | 分類 | 指導 |
【 背景・ねらい 】
畜産農家から排出される家畜ふん尿は、飼養規模の拡大とともに水質汚濁、悪臭、害虫発生などの環境汚染源として深刻な問題となっている。しかし、この家畜ふん尿も視点をかえると新たなバイオマス資源であり、有効に活用することが求められている。
本試験では豚糞を利用して低温でも効率的にメタン発酵を行う優良汚泥を探索し、その実用性を評価するとともに、メタン発酵消化液の液肥としての効果と浄化効果を検討した。
【 成果の内容・特徴 】
【 成果の活用面・留意点 】
【 その他 】
研究課題名:家畜ふん尿の好気性及び嫌気性処理・利用技術の開発試験
低温メタン発酵菌群の分離同定と寒地メタン発酵技術の確立に関する研究
予算区分 :道費・共同研究
研究期間 :平成元年度〜平成5年度
研究担当者:田川雅一、北守 勉、佐藤尚親、井内浩幸
発表論文等:
「平成7年度普及奨励ならびに指導参考事項」 P.333