低アミロ小麦の簡易迅速検定法の開発 | |||||||
【 要約 】 オートアナライザーにより生麦のα−アミラーゼ活性の簡易迅速測定が可能となり、活性とアミロ粘度との相関は高かったことから、受け入れ段階の低アミロ小麦の仕分けに活用できる。また、低アミロ耐性品種開発のための検定にも適応できる。 | |||||||
北海道立中央農業試験場 農産化学部 穀物利用科 | 連絡先 | 01238-9-2001 | |||||
部会名 | 流通利用 | 専門 | 加工利用 | 対象 | 小麦 | 分類 | 指導 |
【 背景・ねらい 】
低アミロ小麦とは粒内のα−アミラーゼによりでん粉が分解され、加工適性が大きく低下したものといわれている。低アミロ小麦と正常な小麦を混合すると、正常な小麦のでん粉も分解され、全体の粘度が大きく低下してしまう。したがって、受け入れ段階で低アミロ小麦を仕分けし、正常な小麦と区分して乾燥、流通させることが重要である。そのために、水分変異の大きな生麦を対象とした簡易迅速な低アミロ小麦の検定法を開発した。
【 成果の内容・特徴 】
【 成果の活用面・留意点 】
【 その他 】
研究課題名:道産小麦の品質向上試験(パート2)
2.小麦アミロ粘度の変動要因解明と簡易検定法の現地適応検討
予算区分 :受託
研究期間 :平成7年度(平成4年〜6年)
研究担当者:中津智史
発表論文等:オートアナライザーによる小麦α-アミラーゼ活性の測定、日本食品化学工学会第42回大会講演集、p92、1995
日本作物学会紀事投稿中
「平成8年度普及奨励ならびに指導参考事項」 P.339