栄養繁殖性植物のインビトロ低温保存の実用化 | |||||||
【 要約 】 栄養繁殖性遺伝資源(イチゴ、ユリ、ニンニク)を小型バイアル瓶を用い5゜Cの低温条件で短・中期保存が可能である。 | |||||||
北海道立植物遺伝資源センター 研究部 資源貯蔵科 | 連絡先 | 0125-23-3195 | |||||
部会名 | 作物 | 専門 | 遺伝資源 | 対象 | 果菜・根菜類 | 分類 | 指導 |
【 背景・ねらい 】
栄養繁殖性植物の遺伝資源のほ場での保存は、気象災害や病虫害等による被害によって失われる危険性がある。また、ほ場での保存は、一般に広い面積を必要とし、その維持・管理に多大な費用、労力、技術を要する事が多い。これらの問題点の解決として、組織培養技術を利用した手法でインビトロ(試験管内)保存する事が考えられ、これによって死滅の危険分散や維持・管理の効率化が期待される。
本試験では、ワーキング・コレクションの保存(一時的保存)や登録遺伝資源の増殖・提供用元株の保存等に必要な短・中期的保存法として、また将来の超低温保存法の確立までの緊急対応としての保存法として、インビトロ低温保存法を検討した。
【 成果の内容・特徴 】
【 成果の活用面・留意点 】
【 その他 】
研究課題名:栄養繁殖性植物の保存・増殖技術開発試験
予算区分 :道費
研究期間 :平成7年度(平成4年〜7年)
研究担当者:小田義信
発表論文 :栄養繁殖性植物のin vitro保存に関する研究、北海道園芸研究談話会報、第27号、1994。
「平成8年度普及奨励ならびに指導参考事項」 P.98