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畜産試験場

牛用頭絡の作り方

頭絡は肉牛を扱う上で必須の道具です。その作り方は是非とも身につけておきたいところです。高橋氏(以下、親方)にやさしく牛用頭絡の作り方を教えてもらいましょう。

① ロープの用意

直径1.2cm、長さ5mくらいのロープを用意します(標準成牛用)。

② まずは・・・

片方の端をにぎりこぶし3個分くらい折り返して、ロープの隙間に通していきます。

③ 序盤戦

どんどん通していき、ロープの太さくらいの穴を作っておきます。

④ まだ序盤戦

もう片方の端を③で作った穴のとなりのロープの隙間に全部通していきます。

⑤ ひとまず

こんな感じになっているでしょうか?優しい親方は少し休みをくれました。

⑥ さあ、これから

短い方の端を親方のように手に取りましょう。

⑦ 重要なポイント

短い方のロープの端を3つにほどきます。これからいよいよ「さつま入れ」です。

⑧ 非常に重要なポイント

鼻と口がおさまる大きさを考えつつ、反対の方のロープの適当な箇所にほどいた3本の端を1個とばしにロープの編み目に編み込んでいきます。

⑨ ひと工夫

編み込んだ箇所を火であぶり、見栄えを良くします。

⑩ 美しい・・・

こーんな感じになりました。こうした一工夫で美しい頭絡になるのです。

⑪ ほぼ完成

長い方のロープの端を最初に作った穴に全部通していきます。すると写真のような形になります。

⑫ 端を美しく

端を⑦の時のように3つにほどきます。後ろで西村さんが完成を待っています。

⑬ 難易度高い技

「折り返し止め」。残念ながら言葉で説明するのが難しいです。とにかく親方が言うには、「折り返して止めるんだ。」とのことです。そして、最後に再び火であぶると右の写真のようになります。写真を参考に試してみてください。

⑭ 完成

これで完成です。親方ありがとうございました。
*ぜひ試しに自作頭絡で牛を捕まえてみてください