セミナー情報
令和5年度宗谷地域農業新技術発表会
1.趣旨
経済情勢等の変化が進む中、宗谷の恵まれた自給飼料基盤を最大限に生かしつつ、生産性の高い安定した酪農経営を確立するためには、新しい技術情報の収集や技術導入の積極的な取り組みが必要となっている。このため、道総研が開発した新しい技術や地域農業関係機関などが調査した取り組みについて広く周知し、宗谷農業の振興に資するため、本新技術発表会を開催する。
2.日時
令和6年(2024年)3月12日(火) 13:00~15:30
3.場所
浜頓別町福祉センター大集会室(浜頓別町南2条3丁目6番地)
4 主催
酪農試験場天北支場、北海道農政部技術普及課酪農試験場天北支場駐在、宗谷農業改良普及センター、宗谷家畜保健衛生所、宗谷総合振興局産業振興部、浜頓別町
5 内容
(1)新技術・実証・調査成果の紹介
①乳用牛舎における機械換気システム導入のための設計シートの開発
②泌乳牛の飼料自給率を向上させるための牧草サイレージの繊維消化性
③ウシ、ウマ、ヒツジ用草地の放牧利用計画に基づく必要施肥量算定法
④草地における難防除雑草「ハルガヤ」の低減対策の実証
(2)普及関係の情報提供
①畜舎の火災予防対策について
②宗谷農業の労働力維持に向けて~(有)八雲フィードデザインにおける人材確保と活用方法の取組(宗谷TMRセンター連絡会視察研修報告)
(3)家畜防疫関係の情報提供
①牛サルモネラ症について
6.参集範囲
生産者、各市町村、各農業協同組合、農業関係団体・会社等の酪農技術に関心のある方
過去のセミナー情報
○令和4年度宗谷地域農業新技術発表会
日時:令和5年3月13日 13:00~15:00
場所:浜頓別町福祉センター大会議室
内容
(1)基調講演
「減産型系計画生産時における経営改善について」
(元道総研酪農試験場場長 原仁)
(2)新技術・実証・調査成果の紹介
「宗谷管内におけるTMRセンターの1番草サイレージ調整法と品質について」
(宗谷農業改良普及センター 地域係長 中塚ももえ)
「バンカーサイロにおける多層詰めサイレージ調製技術」
(道総研酪農試験場天北支場 主査(地域支援) 遠藤哲代)
「草地における強害雑草(イグサ類)の防除対策について」
(宗谷農業改良普及センター宗谷北部支所 普及指導員 瀬谷千里)
「泥炭草地の更新で除草剤を使える条件」
(道総研酪農試験場天北支場 主査(地域支援) 岡元英樹)
「宗谷地域における海外悪性伝染病の防疫対策の取り組みについて」
(宗谷家畜保健衛生所 主査(危機管理) 竹花妙恵)
○令和1~3年度宗谷地域農業新技術発表会
コロナ感染拡大防止のため中止
○平成30年度宗谷地域農業新技術発表会
日時 平成31年2月27日(水) 13:00~15:30
場所 浜頓別町・福祉センター
内容
(1)生産者事例報告
生産性向上を目的とした牛群改善プロジェクト~主役は農場~ (JA北宗谷沼川支所 秋葉貞治)
(2)新技術・実証・調査成果の紹介
①乾乳期の乳牛はこうして飼おう! (酪農試 谷川珠子)
②酪農場のデータを使って乳牛の健康状態を改善する (酪農試 小山 毅)
③粗飼料の生産・利用に関する研究成果3題 (酪農試天北支場 林拓)
(3)地域の関係機関の活動報告
①多頭数放牧酪農における技術的特徴~規模拡大に際して検討すべき項目~(酪農試天北支場 遠藤哲代)
②海外悪性伝染病について (宗谷家畜保健衛生所 稲垣華絵)
○平成29年度宗谷地域農業新技術発表会
日 時 平成30年2月22日(木) 13:00~15:15
場 所 豊富町定住支援センター「ふらっと★きた」
主 催 宗谷地域農業技術支援会議、豊富町
目 的:道総研農業試験場が開発した新しい技術や宗谷農業改良普及センターおよび宗谷家畜保健衛
生所が現地において調査・実証した成果の中から、宗谷酪農の振興に寄与する項目を中心に、
その内容を管内の関係者の方々に広く紹介し、これらへの理解を促進してその普及に資する。
内 容
(1)新技術・実証・調査成果の紹介
① 細断サイレージ用に優先利用すべき草地、どう分ける?
② 敵を知り対策を立てよう!草地の難防除雑草「ハルガヤ」
(2)生産者事例報告
~牧草を観た施肥管理の実践~ (枝幸町 今 尚春)
(3)地域の関係機関の活動報告
① トナカイから牛へ病気はうつっているか?
② 効率的な土地利用に関する意向調査について
③ リードカナリーグラスの有効活用状況について
④ 牧草の販売状況について
○平成28年度宗谷地域農業新技術発表会
日時 平成29年2月21日(火) 13:00~15:30
場所 浜頓別町・福祉センター
主催 宗谷地域農業技術支援会議、浜頓別町
目的:道総研農業試験場が開発した新しい技術や宗谷農業改良普及センターおよび宗谷家畜保健衛生所が現地において調査・実証した成果の中から、宗谷酪農の振興に寄与する項目を中心に、その内容を管内の関係者の方々に広く紹介し、これらへの理解を促進してその普及に資する。
内容
(1)酪農経営事例発表
「桜庭牧場の過去・現在・未来」 浜頓別町 櫻庭正昭
(2)「乳牛の健康に関するアンケート調査」の報告
周産期の飼養管理実態と周産期疾病の発生に関わる要因
(3)新技術・実証・調査成果の紹介
①マップで選ぶ、飼料用とうもろこしの最適品種
②性選別精液を若雌牛に種付けするタイミング
③地域防疫のための酪農場の感染症モニタリング法
④エゾシカから牛へ病気はうつっているか?
⑤オール宗谷で新規就農サポート「宗谷新規就農支援ネットワーク」
○平成27年度宗谷地域農業新技術発表会
日時 平成28年2月24日(水) 12:30~15:30
場所 豊富町定住支援センター「ふらっと★きた」多目的ホール
主催 宗谷地域農業技術支援会議、豊富町
目的:道総研農業試験場が開発した新しい技術や宗谷農業改良普及センター及び宗谷家畜保健衛生所が現地において調査・実証した成果の中から、宗谷酪農の振興に寄与する項目を中心に、その内容を管内の関係者の方々に広く紹介し、これらへの理解を促進してその普及に資する。
内容
(1)酪農経営事例発表
「地域が支え、地域を支える担い手として」 猿払村 小川 学
「道北地域に根ざした季節繁殖経営を目指して」 天塩町 山下雅博
(2)新技術・実証・調査成果の紹介
①地域で進めよう!雑草の少ない牧草地づくり
②オーチャードグラス、ペレニアルライグラスでリードカナリーグラスに勝つ!
③飼料自給率up!生産コストdown!サイレージで肉牛生産
④牛白血病ウイルスから乳牛を守る!
⑤宗谷での牛白血病対策から見えてきたこと
⑥カルシウムで「健康な牛づくり」
○平成26年度宗谷地域農業新技術発表会
日時 平成27年3月24日(火)12:30~15:15
場所 猿払村交流センター
主催 宗谷地域農業技術支援会議、猿払村
目的:道総研農業試験場が開発した新しい技術や宗谷農業改良普及センター及び宗谷家畜保健衛生所が現地において調査・実証した成果の中から、宗谷酪農の振興に寄与する項目を中心に、その内容を管内の関係者の方々に広く紹介し、これらへの理解を促進してその普及に資する。
内容
新技術・実証・調査成果の紹介
①コスト削減!あなたの牛乳生産費を比べてみよう
②子牛を寒さから守ってすくすく育てよう
③子宮内膜炎の予防が繁殖成績を上げる近道
④もっと牧草サイレージを食べさせよう ―繊維消化速度を考慮した飼料設計―
⑤ワクチンと初乳で子牛を呼吸器病から守ろう -預託哺育施設からのアプローチ-
⑥草地をしっかり管理しよう-施肥と利用で変わる!草地の植生-
○平成25年度宗谷地域農業新技術発表会
日時 平成26年3月5日 13:00~15:45
場所 豊富町定住支援センター「ふらっと★きた」多目的ホール)
主催:宗谷地域農業技術支援会議、上川農業試験場天北支場、豊富町役場
目的:道総研農業試験場が開発した新しい技術や宗谷農業改良普及センター及び宗谷家畜保健衛生所が現地において調査・実証した成果の中から、宗谷酪農の振興に寄与する項目を中心に、その内容を管内の関係者の方々に広く紹介し、これらへの理解を促進してその普及に資する。
内容:新技術・実証・調査成果の紹介
①青色申告決算書を活用した地域の農業所得の解析手法
②牛マイコプラズマ乳房炎の感染実態と蔓延防止策
③酪農場における堆肥舎整備後の家畜ふん堆肥等の特性と飼料用とうもろこしに対する肥効評価
④牧草を飼料基盤とする酪農場における施肥改善技術導入効果の実証
⑤海外の口蹄疫発生状況と宗谷管内における口蹄疫防疫演習について
⑥宗谷管内における蹄病実態把握と課題
○宗谷酪農に対応したGPS・GIS研修会パート2
日時 平成25年8月9日(金)13:00~16:00
場所 豊富町自然観察館(天塩郡豊富町字豊富温泉)
主催 宗谷総合振興局(産業振興部農務課、宗谷農業改良普及センター)
(地独)北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場天北支場
目的 GPS・GIS技術を活用した新しい農業技術の理解を深め、宗谷管内における草地型酪農の効率化の一助とする
内容
基調講演13:10~14:10
「GPSガイダンスシステムとその応用」
独立行政法人北海道農業研究センター 上席研究員 村上則幸 氏
事例紹介14:10~15:15
事例①(14:10~14:35)
「酪農におけるGNSSガイダンスシステムの新たな可能性
~レーザー式生育センサーの牧草への適用に関する共同研究について~」
株式会社岩崎企画調査部農業推進担当リーダー 課長代理 金子和真 氏
事例②(14:45~15:15)
「次世代農業普及推進を目指した研修体系とその効果について
~道立農大でGPSガイダンスシステムを活用した研修始まる~」
北海道立農業大学校研修室 主査(機械) 青山 勉 氏
実演会15:15~16:00
「GPSガイダンスシステムのデモンストレーション」
使用するシステムについての説明(講演会場で実施、15:15~15:25)
GPS搭載トラクタによる作業実演会(15:15~16:00)
担当協力:(株)北海道クボタ旭川支社豊富営業所
○平成24年度宗谷地域農業新技術発表会
(平成25年3月14日10:00~15:25、猿払村交流センター)
(主催 宗谷地域農業技術支援会議、上川農試天北支場、猿払村役場)
〇集約放牧におけるペレニアルライグラス「チニタ」の活用法
〇草地造成・更新時におけるリン酸施肥量の新しい算出法
〇宗谷管内に適したチモシーの安定栽培技術
〇牛乳生産費集計システム
〇自給飼料主体TMRセンターの収益実態と収益安定化方策
〇牛RSウイルス病の発生と対策について
〇厳寒地における乳用牛舎の換気方法
〇酪農家が実施可能な削蹄技術
○宗谷酪農に対応したGPS・GIS研修会
(平成24年8月7日13:00~15:30、上川農試天北支場会議室)
(主催) 宗谷総合振興局・上川農試天北支場
(参加者) 農業関係者 68名)
目的:GPS・GIS技術を活用した新しい農業技術の理解を深め、宗谷管内における草地型酪農の効率化の一助とすることを目的に開催する。
〇基調講演 「GPS・GISを使った農業の可能性」
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター上席研究員 村上則幸 氏
〇事例報告 「地域内での利用状況について」
日本ニューホランド株式会社 チーフカスタマーアドバイザー 大家浩至 氏
浜頓別エバーグリーン 代表取締役 佐々木二郎 氏
〇話題提供 「農繁期における機械作業の安全について」
宗谷農業改良普及センター 主任普及指導員 江田美智江 氏
〇実演 「GPSガイダンスシステムのデモンストレーション」
日本ニューホランド株式会社 チーフカスタマーアドバイザー 大家浩至 氏
○平成23年度宗谷地域農業新技術発表会
(平成24年3月14日12:30~15:30、北宗谷農業協同組合会議室)
目的:畜産農場における防疫対策および草地の簡易更新技術に関する特別講演および農業試験場が開 発した新たな技術を紹介した。
(1)特別講演
「乳牛における哺乳期の栄養管理」
「草地の簡易更新技術の実際」
(2)酪農新技術
「酪農場における野生動物のサルモネラ保菌実態と対策」
「ELISA法S/P値及び白血球数を指標とした牛白血病対策」
「寒地型イネ科牧草の耐干性と干ばつリスクの試算」
「草地更新時における植生悪化要因の解析」
「イタリアンライグラスを用いた無除草剤草地更新技術」
「大型バンカサイロで圧縮係数を高めるための中水分牧草サイレージ安定調製技術」
「サイレージ発酵品質向上への支援」
○草地の簡易更新技術等に関する実演会
(平成24年8月10日10:30~12:30、上川農試天北支場ほ場)
(主催) 宗谷支庁地域農業技術支援会議
(参加者) 農業関係者 60名
目的:草地の簡易更新技術の実演及び施工試験ほ場を設置し、この技術の地域への普及と定着を図り、 牧草地の単位生産性向上を目指す。
内容:実演機械の説明、草地の簡易更新技術の施工実演、特殊プラウ及びエアレーション機器による排水性の改善
○平成22年度 天北酪農フォーラム 削蹄勉強会の開催報告
平成22年11月25日(木)、上川農業試験場天北支場において削蹄勉強会を開催しました。
多数の方々に参加していただきありがとうございました。
○平成21年度宗谷地域農業新技術発表会
とき 平成22年3月9日(火)
ところ 北宗谷農業協同組合 2階会議室
・特別講演
乳牛の能力を発揮させる畜舎改造例と最新給餌技術について
・新技術紹介
搾乳関連排水の低コスト浄化施設
倒伏に強く混播適性に優れる早生採草用チモしー「北見25号」
放牧期におけるとうもろこしサイレージ給与による栄養バランス改善
宗谷の牧草サイレージを良品質にするための提案
牛肺中症の発生と対策について
○平成21年度優秀畜産表彰交流会 宗谷放牧酪農セミナー
平成21年10月21日、豊富町において宗谷放牧酪農セミナーを開催しました。全国優良畜産経営管理技術発表会で優秀な成績を収めた放牧に取り組んでいる酪農経営を紹介し、放牧酪農により飼料自給率の向上による安定した酪農経営の放牧性を考えるため交流会を開催しました。
話題提供者 小栗 隆 氏(八雲町 酪農経営者)
佐藤 智好 氏(足寄町 酪農経営者)
菊池 光男 氏(浜中町 酪農経営者)
小林 治雄 氏(中川町 酪農経営者)
池田 邦雄 氏(浜頓別町 酪農経営者)