漁業の情報
漁業許可等の区分 | 第二種共同漁業権漁業 |
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主な操業地域 | 後志総合振興局北部管内(小樽市、余市町、古平町)、石狩振興局管内 |
取材地 | 後志総合振興局管内古平町 |
漁場 | 水深60~90メートルの砂・砂泥地 |
漁具 | ひらめ刺し網 網地目合いは4.5寸(13.6センチメートル)、縮結(いせ)は6割程度 |
漁期 | 10月下旬~12月 |
漁船規模 | 4.9~10トン未満 |
出荷形態 | 鮮魚 |
対象魚の情報
標準和名 | ヒラメ |
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英名 | Japanese flounder |
科目 | カレイ目ヒラメ科 |
学名 | Paralichthys olivaceus (Temminch and Schlegel) |
俗名、地方名 | アオッパ(小型魚)、テックイ(手喰い:大型魚)、テツクイ、ウマ(大型魚) |
混獲魚 | カレイ類、ソイ類、ホッケ、その他魚類 |
道内主産地 | 日本海~津軽海峡 |
漁業のすがた
カタクチイワシ等の小魚が沿岸に回遊してくる秋口頃、ひらめ刺し網漁業が最盛期を迎えます。
深夜~夜明け前に出港し、薄暗いうちから網を巻きはじめます。2人1組で乗船し、魚を外しながら網を巻き上げ、外した魚はすぐに海水を張った水槽に入れ、生かした状態で帰港します。
夜明けを待って代わりの網を刺してから帰港し、選別、出荷を行います。
深夜~夜明け前に出港し、薄暗いうちから網を巻きはじめます。2人1組で乗船し、魚を外しながら網を巻き上げ、外した魚はすぐに海水を張った水槽に入れ、生かした状態で帰港します。
夜明けを待って代わりの網を刺してから帰港し、選別、出荷を行います。
増殖と管理
刺し網の目合いは4寸5分目以上を使用して、小さい魚の混獲を避けるようにしています。
組合では8センチメートル以上の大きさに成長した人工種苗を放流し、地先の資源回復に努力しています。
津軽海峡を含む北海道日本海海域では漁業管理協定により35センチメートル未満のヒラメを採捕しないよう漁業者が自主規制を行うなどの資源管理を行っています。
組合では8センチメートル以上の大きさに成長した人工種苗を放流し、地先の資源回復に努力しています。
津軽海峡を含む北海道日本海海域では漁業管理協定により35センチメートル未満のヒラメを採捕しないよう漁業者が自主規制を行うなどの資源管理を行っています。
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漁具
網たき:網を整え、船に積み込みます。「かあさん」と仲良く共同作業です。
積み込み:網がからまない様、慎重に積み込みます。
操業
出港:深夜から夜明けにかけて出港します。
揚網準備:漁場までの一時、相棒は準備に余念がありません。
揚網1:漁場に到着、目印のボンデン(浮標)に向かいます。
揚網2:ネットホーラー(揚網機)を使って網揚げを開始。
揚網3:ねらい通り、ヒラメが掛かりました。
揚網4:網にかかったヒラメを素早くはずします。
揚網5:船上作業は2人1組で、息もぴったりです。
漁獲物1:水槽に収容されたヒラメ。
漁獲物2:混獲されたソイ類。
漁獲物3:混獲されたホッケ等。
投網1:揚網後、次の網を投網します。船頭の腕が試されます。
投網2:投網開始、流れ出る刺し網。
投網3:目印のボンデン(浮標)を投入して投網終了です。
出荷状況
選別:帰港後、ヒラメをサイズ毎に選別し、発泡ケースに並べます。
計量:市場で漁協職員の計量を受けます。
ヒラメ:どうです、りっぱなヒラメでしょう。
かんばん娘:競りを待つ、「かんばん娘」たち。
競り:競りの様子、高値に期待します。
協力:後志総合振興局管内/東しゃこたん漁業協同組合 古平本所(旧 古平漁業協同組合) 刺し網部会
取材:後志北部地区水産技術普及指導所