
漁業の情報
漁業許可等の区分 | 第一種共同漁業権漁業 |
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主な操業地域 | 渡島総合振興局管内北斗市(旧上磯町) |
取材地 | 渡島総合振興局管内北斗市(旧上磯町) |
漁場 | 水深5メートル以浅の砂地 |
漁具 | ヤス |
漁期 | 6月~翌年3月 |
漁船規模 | 0.7~0.8トンの船外機船 |
出荷形態 | 活出荷 |
対象魚の情報
標準和名 | ウバガイ |
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英名 | Japanese surf clam、Sakhalin surf clum |
科目 | マルスダレガイ目バカガイ科 |
学名 | Pseudocardium sachalinense (Schrenck) |
俗名、地方名 | ホッキガイ、ホッキ |
混獲魚 | なし |
道内主産地 | えりも岬以西およびえりも岬以東太平洋 |
漁業のすがた
ほっきがい突き採り漁業は、渡島総合振興局管内北斗市(旧上磯町)前浜だけで行われている伝統的な漁法です。長さ6~8メートルのアルミ製の棒(ほこ:昔は木の棒でしたが、現在はアルミが主流です。)の先に4本の鉄製の爪(ヤス)を付けた漁具を使用します。この漁具で海底を突き、「コツコツ」と手に伝わる感触を頼りにホッキガイを探します。見つけたホッキガイを壊さないようにヤスの間に挟み込んで漁獲します。熟練した技術が必要で水揚げに個人差がでますが、乱獲から資源を守る効果があります。
増殖と管理
ホッキガイの資源を守るために資源量調査を行い、年間の許容漁獲量を決めて操業しています。また、北海道海面漁業調整規則で殻長7.5センチメートル以下の漁獲は禁止されていますが、上磯ではさらに厳しい9.0センチメートル以下のホッキガイの漁獲を禁止したり産卵貝の保護を目的とした禁漁期間を定めています。
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漁具

ヤス1:6~8メートルのアルミ製の棒の先に4本の鉄製の爪が付いています。

ヤス2:爪の長さは25~28センチメートルで爪の開きを調節して固定しています。この爪の間にホッキガイを壊さないように挟み込んで漁獲します。
操業

操業1:砂に潜っているホッキガイをヤスで突きながら探します。

操業2:ホッキガイを壊さないようにヤスの間に挟んで漁獲します。

操業風景:天気の良い波の穏やかな日に、皆で一斉に漁をします。

帰港:今日の漁獲物を持って帰港です。
出荷

出荷1:漁獲の多かった人も、少なかった人も、笑顔で出荷します。

出荷2:フォークリフトで市場まで運びます。

出荷3:市場で計量。今日は何キロ獲れたかな?
資源量調査

資源量調査1:資源量調査を行いホッキガイの資源状況を調べます。ホッキガイの採取には噴射式けた網を用います。

資源量調査2:サンプルのホッキガイや混獲物

資源量調査3:調査で揚がったホッキガイの測定は漁業者も一緒に行っています。資源量調査結果から漁獲許容量を算出します。
協力:渡島総合振興局管内/上磯郡漁業協同組合 上磯支所(旧 上磯町漁業協同組合) ほっき部会
取材:渡島中部地区水産技術普及指導所