水産研究本部

マアナゴ(はも):まあなご(はも)どう漁業

マアナゴ(はも)

漁業の情報

漁業許可等の区分第二種共同漁業権漁業
主な操業地域渡島総合振興局管内津軽海峡沿岸
取材地渡島総合振興局管内北斗市(旧上磯町)
漁場距岸1,000~2,000メートル 水深10~15メートルの泥底域
漁具どう
漁期周年(出荷盛期7~10月)
漁船規模0.7~0.8トンの船外機船
出荷形態活魚

対象魚の情報

標準和名マアナゴ
英名common Japanese conger、white-spotted conger
科目ウナギ目アナゴ科
学名Conger myriaster (Brevoort)
俗名、地方名ハモ
混獲魚なし
道内主産地津軽海峡周辺から噴火湾、室蘭から苫小牧にかけての沿岸

漁業のすがた

まあなごどう漁業は比較的水深が浅く、底質が泥の漁場で行われており、小型の漁船とどうを使用して行うため、経費の掛からない漁業です。どうは5m間隔で25個を幹縄につなぎ、餌となるカタクチイワシ等を入れて海底に沈め、1~3日に1回の割合で漁獲します。
マアナゴは単価が高く、操業時間に縛られないため、本業の合間をみて、副業的に行うことができる漁業です。
 

増殖と管理

上磯郡漁業協同組合上磯支所では、1人が使用できるどうの数を50個に制限し、獲りすぎないようにしています。

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漁具

どう:漁具はプラスチック製のどう(長さ80cm、直径12cm、入り口の径5cm)を使用します。

餌:餌は小型定置網で獲れたカタクチイワシやオオナゴ(イカナゴ)等を冷凍しておいて使用します。

操業

餌入れ:餌をどうの中に入れます。

どう投入:漁場に到着後、船を走らせながらどうを設置していきます。

引き揚げ1:前もって仕掛けておいたどうを一本ずつ揚げていきます。この時に一番期待が高まります。

引き揚げ2:マアナゴがどうに入っているときは、どうを水から揚げたときマアナゴが暴れるのですぐに分かります。

漁獲物:漁獲されたマアナゴは船の活魚槽に入れられます。

出荷

出荷:マアナゴはタマネギ袋に入れ、活魚で出荷されます。

協力:渡島総合振興局管内/上磯郡漁業協同組合 上磯支所(旧 上磯町漁業協同組合)
取材:渡島中部地区水産技術普及指導所

最終更新日:2013年03月01日