漁業の情報
漁業許可等の区分 | 第一種共同漁業権漁業 |
---|---|
主な操業地域 | 宗谷総合振興局管内 |
取材地 | 宗谷総合振興局稚内市宗谷 |
漁場 | 水深0.2~1.0mの干出しない岩盤域 |
漁具 | 採取は手摘み 採取物の収容には袋網 |
漁期 | 9~10月 |
漁船規模 | 特に使用しないが、漁場が遠い場合は船外機船を使用 |
出荷形態 | 塩蔵漬け出荷 |
対象魚の情報
標準和名 | イシモズク |
---|---|
英名 | nemacystus |
科目 | ナガマツモ目ナガマツモ科 |
学名 | Sphaerotrichia divaricata (C.Agardh) Kylin |
俗名、地方名 | モズク、モゾク |
混獲魚 | なし |
道内主産地 | 宗谷地方 |
漁業のすがた
宗谷漁協では、水深0.2~1.0メートルの干出しない岩盤域で9~10月にかけて操業しています。操業はウエットスーツを着用し、覗きメガネで海中のイシモズクを探しながら素手で採取しています。
対象としているのは、通称「クサモズク」と呼ばれる他の海藻に着生しているものだけで、岩盤に着生しているものは硬すぎる、石が混入するなどの理由から採取していません。
採取したイシモズクは、陸上にて他の海藻や雑物などの混入物を除去して塩蔵し、専用のパックに詰めて出荷します。
対象としているのは、通称「クサモズク」と呼ばれる他の海藻に着生しているものだけで、岩盤に着生しているものは硬すぎる、石が混入するなどの理由から採取していません。
採取したイシモズクは、陸上にて他の海藻や雑物などの混入物を除去して塩蔵し、専用のパックに詰めて出荷します。
増殖と管理
増殖や資源管理は特に行っていませんが、採取時間を制限しているほか、素手による採取のため漁獲量も一定量に抑えられています。
写真で見る
漁業・漁獲の流れ
漁場:主な漁場は海岸から100メートル~200メートルまでの岩盤域で、漁場まで歩いていく人もいれば船外機船を使用する人もいます。
採取1:採取するための3種の神器は、ウエットスーツと覗きメガネ、それと腰に結びつけた網袋です。
採取2:覗きメガネを使用して採取します。イシモズクは他の海藻に付着しているので、雑物がどうしても混じります。
収容1:採取したイシモズクは腰につけた網袋に収容します。
収容2:採取直後の網袋です。
収容3:採取物は網袋からカゴに移され、作業場に運ばれます。
製品化・出荷状況
採取されたイシモズク:作業場に運ばれます。
選別(1):作業場での選別。他の海藻や雑物からモズクを選り分けています。
選別2:集中力と根気のいる作業です。
製品:塩蔵漬けで箱詰めにして、出荷します。
出荷:出荷の荷姿です。
協力:宗谷総合振興局管内/宗谷漁業協同組合
取材:稚内地区水産技術普及指導所
取材:稚内地区水産技術普及指導所