ケガニ
北海道を代表する味覚として親しまれているケガニは北海道沿岸域に広く分布していますが,オホーツク海と太平洋に多く分布しています。オホーツク海では過去には刺し網などでも漁獲がありましたが,1985年度からはけがにかご漁業のみで漁獲されています。また,北海道では甲長8センチメートル上の雄ガニしか漁獲が許可されていません。雄ガニが甲長8センチメートルになるには生まれてから5年ほどかかると考えられています。
オホーツク海における近年のケガニ漁獲量は1997年度がピークの1,889トンでしたが,それ以降は減少傾向にあります。
オホーツク海のけがにかご漁業では1968年度から「許容漁獲量」制度を導入し,漁獲量の制限を行なって資源を保護しています。網走水産試験場では,毎年,資源密度調査と呼んでいる資源の分布調査や漁獲統計調査を行なって,許容漁獲量決定の科学的根拠となるABC(生物学的許容漁獲量)を算定しています。
ケガニの甲長の測り方
ケガニの漁場図,ケガニの漁獲量
お問い合わせ先
調査研究部 管理増殖グループ
- 住所:〒099-3119 北海道網走市鱒浦1丁目1番1号
- 電話番号: 0152-43-4591
- ファックス番号:0152-43-4593
- メール:abashiri-fish@hro.or.jp