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中央水産試験場

エゾバフンウニ

エゾバフンウニ

    • エゾバフンウニ1
      海底で餌を食べているエゾバフンウニ
    • エゾバフンウニ2
      管足を伸ばして移動中のエゾバフンウニの稚ウニ
漁師さんたちの使うハマ言葉でガンゼ、ガゼと呼ばれています。この言葉はウニ類の古語であるカセ(ガゼとも言い、漢字では石陰子)から来た言葉で、古代の人々にも食べられていたことがうかがい知ることが出来ます。ちょっと見ると色といい形といい良く似たウニでバフンウニというウニがありますが、全く別の種類のウニです。山口県の名産である雲丹の瓶詰の原料となる種類のウニですが、北海道では漁獲されていません。
エゾバフンウニの産卵期は日本海沿岸では秋、オホーツク海・太平洋沿岸では春~夏と地域によって異なっています。寿命は10年くらいで、殻の直径(殻径)は10センチメートル位まで成長します。日本海沿岸では、磯浜の水深5mより浅い場所が主な漁場になっています
北海道では昭和57年から数年間、人工採苗の研究をしてきましたが、現在では種苗生産施設が各地に建設され、毎年6千万個の種苗を放流しています。これら放流種苗は2~5年後には漁師さんによって漁獲されますが、漁場でうまく生き残れば30~40%が回収されています。

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